畑状況、共謀罪じゃないか

やってきましたイチゴの季節

 いよいよイチゴが色づき始めました。今年はハウス内をヨコ爺がロータリーをかけてくれました。3年近く収穫したイチゴも元気なライナーだけを切り取って、植え替えました。小さな苗でも、いきなり大きなイチゴが生るのですね。これから、しばらくはイチゴ三昧です。

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 畑状況

 前々回の記事(農業体験-2)から1ヶ月経っています。気温が低いせいもありますが、生育が芳しくありません。見にくいですが、前回の記事と同じく、2列有るはずの畝が、豆の種類によって左側の1列しかありません。

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 原因は、左右で違う人が植えたので、右側の種が深く植えられた可能性が高いと思っていました。しかし、右側もところどころ出芽していますし、逆に左側にもと欠株があります。手亡豆や小豆は全滅状態です。特に手亡と小豆は、深く植えすぎないように直接指導したにもかかわらず、ほとんど出芽していません。

 正常な花豆は、こんな感じで生育し蔓も出ています。

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 生育不良の株の脇を掘ってみましたら、なにやら「あやしい」ものを発見!

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 共謀罪じゃないか?

 拡大すると、こんな奴らがビョコビョコ出てきました。じっとして動きません。

虫か? 卵か? 蛹か? もしかして「おまえら、犯人かぁ?」

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地主と軽察官:「よく分らんが、被害のあった近くに、お前らが居たのは事実だな」

 虫くん:「被害が本当にあったのですかい? 私たちは、ここで生活していただけですよ。だいたい、おいら達が本当の地主なんだけどなぁ、ぶつぶつ・・・・」   

軽察官「なにをぶつぶつ言ってるんだ、今、複数で何やら相談していたな?」

 虫くん:「何も言ってませんよ、おいらはただ寝ていただけだい」

軽察官:「こんなところで、寝ていただなんて嘘をつけ、だいたい、何を食って生活しているんだ、たらふく豆の芽を食って、眠くなったんだろう。今度は別の豆を喰おうと相談していたか、それとも次の行動のために相談と準備をしていたんだな」

 虫くん:「何を根拠に、そんな殺生な事を言われるんですかい?」

地主と軽察官:「ははは! 遅れてるなぁ。今国会で成立したテロ等準備罪を知らないのかぁ。」

 虫くん:「あの悪名高い、共謀罪の事ですかい」

軽察官:「田舎者のくせに、よく知ってるな。それなら、話が早い。わしらは簡単に誰でも逮捕し、処罰する権限が与えられたんだぞ」

 虫くん:「おいら達、善良な一般人ですよ。」

軽察官:「つべこべ言うな嫌疑をかけたのだから、おまえら立派な捜査対象だ。全員逮捕する」

 虫くん「まさか、選挙で選んでやったのに、自分が当事者になろうとは、思ってもいなかったよ」

 ギョッ! 取り調べ中に負傷者が出ている、「おい、ごん兵衛大丈夫かぁ」

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 いやぁ、ひどいものですね。真犯人かどうか分りませんが、捕獲した瞬間に潰して処罰してしまった。

 この時期、豆の被害といえば「種ハエ」です。農薬を使っていないので、被害にあったもようです。

 もしかしたら「冤罪」かも知れないので、ネットで色々調べましたら、やはり「種ハエの蛹」のようでした。ちょっと安心しましたが、彼らが本当に喰ったかどうかは、検証できていません。

 たとえ彼らが喰ったとしても、彼らも必死で生きるためですもんね。捕獲したのは3匹だけ、1匹は即死しましたが、2匹は釈放しました。うん? 釈放したということで検証不十分の自分を慰めている? 

 いやぁ、人間って本当に身勝手なものです。権力や権限を与えられた瞬間嫉妬弱い者いじめ依怙贔屓を始めだし、自分達がその特権の座に居座り続けしがみつく。シンゾー君やスガっち(他の人々)ばかりを私も責めていますが、自分は何者なのでしょう。この尊い命は誰から与えられているのでしょう。

 欠株は、種や苗を植え替えましたので、まだまだ諦めません。共存できたら一番です。 (実は、私も虫くんたちと同じ目に会いました)

農業体験2017年(3)

キトピロの花

 移植して3年目のキトピロ(アイヌネギ)が花を咲かせました。実際にキトピロの花を見るのは初めてです。5月末頃に葉っぱの間からボンボリ提灯みたいな蕾が出てきました。どんな花が咲くのか楽しみでしたが、移植したのが山際なのでいつの間にか忘れていました。ピンボケY(>_<、)Y

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 先日、ケロミが「たんぽぽの綿帽子のようになっている」と言っていたので、花は終わってしまったのかと、がっかりしながらも写真を撮りに行きました。遠くから見ると、本当にたんぽぽみたいですね。

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 近寄って見ると、綿帽子ではありません。

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 他の個体を見ると、蕾の集合体で、これから咲き始めるところなのが分ります。こうしてみると、最初のボンボリから、どの様にしてこんなに変化するのでしょうか?来年はよく観察して見たいものです。

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 キトピロは、山の急斜面に自生し、春一番に芽吹き花を咲かせ、その後夏草に隠れてしまいます。山野草は、人知れず花を咲かせ、秩序(被造物)の一員として役割を果たします。よくぞ、こんなに美しく巧みなものを、隠していましたね。

農業体験(3)

 6月5日は、カボチヤ、ゴウボウ、人参を植えてもらいました。カボチャとゴボウは自前の苗です。14人も来られたので、2班に分けてケロミ先生が苗植えの手本を披露しています。

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 人参は、コーティングした種を3センチ間隔で、スジ植えしてもらいます。3センチ間隔といっても、人によって相当ばらつきがありましたね。どうなるか楽しみです。

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農業体験2017年(2)

ユキザサ

 雪のように白い花を咲かせる。葉は笹のようだがユリ科、赤い実ができるそうです。東京大学北海道演習林内、2017/6/7撮影)

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5月24日は、豆を植えてもらいました。「白花豆」「赤花豆」「トラ豆」「金時」「白金時「手亡」「小豆」の7種です。2条植で計63メートルです。

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あれから、3週間。最初に芽が出てきたのは、金時でした。金時は収穫時期も最も早い豆です。豆は植た時と比べて、1.5倍ほどに膨隆しているので、一瞬花豆かと思いました。

 金時の出芽の様子

 金時の出芽は、豆(二葉)が地上に押し上げられてきて(epigeal)、二葉の間から本葉を出します。

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 一方、花豆は二葉が地中に留まり、本葉が地上に現れます(hypogeal)。

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小豆や手亡は、まだ出芽していませんでした。早く芽が出てくれないと、除草作業も初められませんY(>_<、)Y。

 今日の豆の様子です。ちょっと見にくいですが、2条に植えたはずですが、ほとんど左側の列しか出芽していませんね。右側はちらほらです。右側だけハトやカラスに食われたのでしょうか? 最初の植付の写真を見ると、左右別々の人が植えていますから、きっと、右側のほうが深く植えられたのでしょう。もうしばらく待つことにします。早く出芽したほうが良いとは限りませんよ。このところの寒気で、今出芽した豆は遅霜の被害に合うかもしれないからです。

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小鳥の巣

クルマバツクバネソウ 

 どこで区切ったら良いのでしょうか? 漢字で書くと「車葉衝羽根草」わかりやすい。小さな花なので、知らないと見逃してしまいそうです。秋に実が熟すと羽子板の羽根のように見えるそうですが、このままでも羽根のようですね。

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育苗

 今まで野菜の多くは、苗を買っていましたが、今年は苗を育てています。種から育てると、なお一層可愛いものです。今年は、なかなか気温が上がらないので、ビニールハウスがありがたいです。

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牛糞

 アスパラガスを、間違ってロータリーで潰してしまいました。そこへ、ヨコ爺からアスパラガスの種をごっそり頂いたので、その苗も育てています。アスパラガスは定植すると5年以上収穫できます。そのためにも、定植する前に堆肥をごっそり埋めておくと良いそうです。そこへ、牛糞がごっそり届きました。

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 牛糞は、時々かき混ぜて醗酵、熟成を促します。先ずは、トラクターで牛糞の山を一箇所に集めようとしたのですが・・・・

小鳥の巣

 牛糞の山を移動させようと、反対側に回ったところ、急に小鳥が草叢から飛び立ちました。 

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 普通なら、牛糞を混ねているそばに鳥が居たなら、とっくに逃げているはずなのに、おかしいと思って、急停車しました。

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 案の定、鳥の巣に卵が5個ありました・・ 特徴的な卵ですね、鳥の種類分りますか? 親鳥は、すぐに逃げ出すので撮影できていません。鳩より小さく、茶色です。f:id:solachi:20170504164621j:plain

 1週間後です

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 あまり、見に行かないようにしていますが、我が家の住民なので気になって仕方ないです。なぜなら我が家には、大きな青大将が2匹、キタキツネが1匹、タヌキも数匹確認しています。無事に巣立ってくれれば良いのですが・・・。目は未だ開いていないようですが、私が覗くと口を大きく開けて餌をねだります。

農業体験2017年(1)

フサスグリ

長男に定植してもらった、フサスグリが小さな実をつけました。もう少し大きくなって、熟すと赤くなり「レッドカラント」とも呼ばれます。北海道では「カリンズ」と呼ばれ、グズベリーと一緒に庭先によく植えられるそうです。

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 農業体験

 5月、6月は道内の中学校から来ていただいています。この時期、苗の定植や種蒔きの仕事がたくさんあります。今年は、耕作面積を小さくして、夫婦二人で食べられる分だけを目指しています。その代わり種類を増やしたいと思っています。

 5月22日は、馬鈴薯(キタアカリ、男爵、メークイン)と5月初めに芽出ししたスイートコーンを植えてもらいました。

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 それぞれ10m程度の作付ですが、十数人でするとあっという間でした。生育の様子をプログでアップする約束です。やっとジャガイモの芽が地表に出てきましたよ。メークインが、一番早かったようです。キタアカリと男爵は、未だ葉っぱを出していません。

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 心配になったので、男爵を掘り起こしてみました。ご覧の通り、ちゃんと芽と根を出していましたよ。本当は、こんなことしないで、我慢して待つのですがsolachiはそれができないっす。

 ジャガイモは凹みから芽が出ます。手前の凹みからは芽が出ていませんね。実習時にお話した「ジャガイモのへそ」です。へそら芽が出ないという話は本当だったんだ。実は、その事もこの目で確かめたかったんです。 

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 そして、芽の付け根から根が出ています。ジャガイモは、茎が地中で肥大したものだそうですね。サツマイモは根が肥大したもので、芽と根はそれぞれ異なる所から出るのだそうです。これって、中学校で習うんだよね。

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 スイートコーンは、植え付けた直後、カラス軍団にいたずらされて、10数株が犠牲になりました。糸を張るなどして、その後は無事ですが、このところの寒気で成長が遅れています。 

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