野菜ムロ

斜面を利用して野菜ムロ(室)を作りました。

 まず、ミニコンテナ3〜4個分の穴を掘ります。

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奥の壁面から土留め板を、現場合わせで作って行きます。

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 床は10センチほど上げて、水はけ良くしておきます。

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前面は、スタイロフォームで断熱します。

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扉は、積雪や凍結のことを考えて、両開き、引き戸など色々悩みましたが、横爺が跳ね上げ式のヒントをくれたので、そのようにしました。

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台風が連れて来た雪ですが、本格的な積雪は、まだまだ先です。

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農業体験(2017年後半9月)

農業体験の後半が始まっています。9月に既に3校が来られていました。アップが遅くなってすみません。

9月14日

 後半の最初は、兵庫県からのご来園でした。あいにくの天気だったので屋内で作業できる「カラシ種の脱穀」をお願いしました。

 燕麦やカラシナの緑肥は、既に鋤込みは終わっていますが、一部「種取り用」として充実させていたものです。量はトラクターのバックレーキ一杯分です。

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 食用ではないし、とても小さな種なので、どうやって脱穀・分別するか手探りでした。生徒さんたちと一緒に叩いたり、足で踏んだり、色々やってみましたが、小豆と同じようにフレコンパックに詰めて、ツイストダンスしてもらうのが、一番効率が良いみたいでした。

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 唐箕で選別した後、篩いにかけると、粗雑物をほぼ除去することができました。これなら自家製イエローマスタードを作ることができるかも知れません。男子グループ、女子グループ合わせて、約5キロほど収穫できました。

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9月19日・22日

 神奈川県から2クラス続けてのご来園でした。前回に引き続き、とても明るく良い子達でした。

 最初の1クラス目は、やはり小雨模様でしたので、今度は燕麦脱穀をお願いしました。こちらは、足踏み脱穀機と唐箕を使って、昔ながらの脱穀作業です。小麦やコメも同じ方法で脱穀・選別できます。とても楽しかったようで、脱穀し終えた麦藁を持って記念写真でした。

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 2クラス目は晴天で、畑に入ることが出来ました。春にやはり、農業体験で生徒さん達が植えてくれた、馬鈴薯(キタアカリ、男爵、メークイン)、人参を収穫してもらいました。

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 ところで、solachiのブログでは、顔をボカスようにしていますが、皆さん、顔ボカさなくていいよと言われる学校がほとんどです。でも、昨今SNSも悪用されることがあるのでボカスよと言ったら、今回初めて、黒線にして欲しいとリクエストがありました。これで良かったのかな?。

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 最後に、大根みたいなミニゴボウも収穫できました。これ、軟らかくて野菜スープに味噌汁にGOOD。

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収穫の恵みは、たっぷり味わって、食べきれないのは直売所へ。
 

 

 

雪虫の頃は

初冠雪

 10月1日、富良野岳に初冠雪がありました。昨年より6日早く、一昨年より1日遅いです。昼過ぎには消えていました。

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2017年10月1日 富良野

雪虫

 数日前、家の前で雪虫が飛んでいるのを見ました。と言っても雪虫を見るのは初めてなので、その時は「推定雪虫」でした。まさに粉雪が舞うようにフワフワ飛んでいて、簡単に手で捕らえることもできました。部屋に持ち帰って撮影し、ネットで調べると、まさに雪虫でした。はたして、数日後、初冠雪を見たわけです。いよいよ雪の季節の到来です。

 雪虫は「トドノネオオワタムシ」というアブラムシの一種で、かなり複雑な生態系をもって暮らしているそうです。アブラムシと言っても、ゴキブリでもなければ農作物を荒らすアブラムシでもないようです。「ヤチダモ」と「トドマツ」を住まいとし、その間を行き来する時に、翅が生えて飛ぶのだそうです。その時、「蝋状の線維」を分泌し白い毛が生えたようになるので「雪虫」と呼ばれるそうです。

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雪虫

ジャンボシイタケ

 2年前に、シイタケの種菌を「ミズナラ」の榾木に打ち込んで、養生していましたが、なかなかキノコが出てきません。今年もダメかなと思っていました。

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 近づいて見ると、なにやら生えている。

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 ジャンボシイタケが一つだけ! シコシコ柔らかくてメチャ美味!でした。

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 ヒラタケの赤ちゃんもチラホラ出ていました。

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オニグルミ

 これなんだか分りますか? 敷地の外れに、大きなオニグルミの木があります。うちの住人「エゾリス」を餌付けしようと拾ってきました。

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 一部は、非常食用に、「靴の泥落とし」で洗ってみました。乾燥させると何年も保存できるそうです。ミサイルが飛び交う昨今、非常食として大量に備蓄しておこうかな。

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ラクヨウキノコ2017

 台風18号以来、雨が多いです。

今年は、雷嫌いのポロン君にも容赦なく落雷が続いていました。

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 雨が多いと、秋の恵み「キノコ」もたくさん出てきます。雨上がりの朝、キノコ採りに出かけます。出かけると行っても、家の前の林をちょこっと覗くと、毎日のみそ汁分くらいは見つけることができます。

 ただ、同じ場所ばかりで採るのもいけないと思い、他の場所も探してみることにしました。敷地内を散策していると、今まで足を踏み入れた事がない小さな林があるのに気づきました。カラ松と白樺の幼木が茂っていて、作道の脇にあまり利用価値のない一角がありました。もしかしたらと探してみたところ。f:id:solachi:20170927111427j:plain

 案の定、群生を発見しました。これだけ有るところを見ると、今までキノコ採り(無断侵入者)にも荒らされていない場所のようです。

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 さらに、カラ松の植林内にも、チラホラ見つけることが出来ました。ラクヨウキノコはカラ松の林内に発生しますが、成熟した林内より幼木に多く発生すると聞いていましたが、60年生の成熟したケロミ林にも発生するのですね。幼木林に出ているものより、色が濃いように思います。そう言えば、昨年までは毎年のようにカラ松の「カラマツハラアカハバチ」の食害があって、松の葉が半分枯れていたのですが、今年は全く観察されませんでした。カラマツ林が元気だったのです。それでラクヨウキノコも沢山出てきたのでしょうか。

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ササが侵入している場所にも、よく探してみると、ササの影に隠れています。

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中に、茎の太いものもありましたが、毒キノコかも知れないと思い採るのを止めました。

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傘の大きなキノコも、良く見かけますが、食べられないそうです。

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原始ヶ原

9月16日 原始ヶ原の自然保護活動に参加してきました。

 原始ヶ原は富良野岳の麓、「大雪山国立公園」の特別保護地区内にあります。登山口(ニングルの森)から原始ヶ原までの約1時間30分の登は、畑仕事しかしていなかった私にはかなりきつかったです。

 目的地の原始ヶ原は、緩やかな傾斜の湿原で、木道がなく自由に歩けます。

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原始ヶ原湿原 前方の林をぬけると、さらに同じような湿原が現れる

 木道がない湿原は、珍しいのではないでしょうか。訪れる人が少なく、自然がたっぷり残っているのです。ここでは、前の人が歩いた後ではなく、できるだけバラバラに歩いてくださいとのことです。なぜなら、皆が同じところを歩くと、地面が踏圧され固くなり、植物が傷められ、その箇所が水道となり地表が削られ低くなり、そこに周囲の水が流れ込むことによって、湿原全体の乾燥が始まり、植生が大きく変わってしまうからだそうです。

 皆が同じところを歩くと、こんな水道が出来てしまいます。麻布を敷いたり、丸めて土砂溜まりを作ることによって、萌芽を促します。皆さん元気で作業されておられましたが、私は登ってくるだけでスタミナ切れで、「すみません作業はパスさせて」いただきました。 

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植生の復元作業

帰りも、ケロミの後をついて行くだけで、せいっぱいのトホホ登山でした。

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来年は、スリリングな滝巡りコースをマイペースで登ってみたいと思います。

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長靴の修理

 移住してから、ほとんど毎日履いているのが長靴です。畑仕事に土木工事、さらに過酷なのが樹木の伐採と薪づくりで、長靴の消耗が半端じゃないです。新品がひと夏もちません。1年で2~3足ダメにしています。学生時代のズック靴なみですね。

 ホームセンターで売っている長靴はピンからキリまで、色々試してみましたが、高価だからと言って長持ちする訳ではありませんでした。勿論、登山靴が一番丈夫で安全ですが、靴紐の締め外しが面倒で、よっぽどの重作業でない限り、履きません。

 今回も、春に新調した長靴が、冬を待たずに補強部分の境目で割れてしまいました。これで、湿原なんか行ったら、足がふやけてしまいます。

 で、タイヤチューブの修理パッチを張ってみました。少しは寿命を伸ばせるかも。「ゴムのり」や「パッチ」は百均で入手できます(写真のパッチは、タイヤマンの兄ちゃんから貰った物)。

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 ところで、ここんとこ、NHKの番組で「靴磨き」の話題が何度か取り上げられていましたね。10万円以上の革靴を、さらに達人がピッカピカに磨き上げる事に、何某かの意義を見出しておられるとのこと。物を大切にするということでは、同じなのでしょうが、正直、私、同じ足元を見られるのなら、百均で修理した靴に気づいてくれた方がうれしいかも。