ベーコンを作ってみた

夏至も過ぎましたが、日が長くて得した気分です。野良仕事が長引くだけですが・・。

 ご近所さんから「燻製パーティー」に誘われて、初めてベーコンを作ってみました。事前に豚バラ肉などに塩・コショウして一週間ほど冷蔵庫で寝かせておきます。前日に水洗いして塩抜きします。

 燻製器は2台ありました。一つは周囲をスタイロフォームで断熱し、薄い鉄板で内張りしたものです。もう一つは、持ち運び便利に、合板を組み合わせ分解できるものです。どちらも150度程度の温度計が付けられていました。いずれも底がない、ただの箱です。

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 ステンレス・カーテンフックに燻製するものを吊るします。

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 七輪にサクラチップを載せて、燻製器の中に入れます。

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 みんなの持ちあった、肉や鶏肉など何でも吊るします。チーズはカマンベールが良いそうです。

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断熱材を貼った燻製器は、すぐに100度に達しました。

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温度は80℃~100℃までで良いのですが、おしゃべりに夢中になっていると、温度計が振り切れていました。慌てて蓋を開け、冷やしたのですが、それでも120度前後で推移。

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一方、ベニア板の燻製器は75℃以上には上がりませんでした。いい加減な、温度管理ですが、バーベキュー食べたり、コーヒーを煎ったりで約2時間半。

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 温度が高かった方は、ほとんど焼き肉状態。低かったほうがベーコンらしく仕上がりました。

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 燻製直後にも美味しく食べられますが、ラップに包んでさらに2日ほど待つと、ぐっと燻製感が深まりました。歯ごたえもしっかりする感じです。これなら、一斗缶やペール缶を2つ重ねれば、簡単に燻製料理が楽しめそうです。

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 天人峡温泉

 大雪山の麓、天人峡温泉です。巨大な一枚岩「涙岩」がありますが、コンクリート固めたように見えました。かなり寂れた温泉で、掃除もあまりゆきとどいていませんでした。きれい好きの方には不向きかも知れません。

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 帰り道、カツラの巨木があり。「森の巨人たち100選」に選ばれているそうです。推定900年とのことです。中央の幹は既に倒れており、萌芽更新を繰り返しているようです。

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赤い松ぼっくり(松の花)

ありましたよ、赤い松ぼっくり 

 2つ前の記事でカラマツの雄花と雌花の写真を載せた時、雌花に赤色があることをネットで知りました。それで、敷地内を探していてら、なんと家の前のカラマツが赤い雌花をつけていました。今まで気が付かなかっただけです。

 新緑の松葉に赤い松ぼっくり(松の球果)

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 そもそもこの時期にマツ類が球果を着けるなんて、今年始めて気がつくようになりました。多いのは2つ前の記事にある緑色です。なぜ色が異なるのか分かりませんが、これも立派なマツの花ですから、花に色々な色があるように、マツの花にも色々あるのでしょうね。ただし、風媒花なので昆虫を誘う意味はなさそうです。

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 ちょっと、解剖してみました。緑色の花ですが。

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先から見ると、鱗片が螺旋状に巻いています。ほんとうに花みたいですね。

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適当に割ってみると「胚珠」が現れます。これ「松の実」(種子)になります。

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 鱗片の一つ一つに、2つの胚珠がついています。成熟すると上の部分が硬化して羽根となり、種と一緒に飛んでいきます。

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(私、今まで鱗片が種だと思っていた。こんな知識は、中1理科で習っているらしい。とってもわかりやすい動画たくさんあります。)

www.youtube.com

https://www.youtube.com/watch?v=igQCf2_AmF4

さくらん

 今年の果樹園です。この冬は手抜きしてしまって、木の幹を保護しませんでした。うさぎや鹿に幹をかじられ、1本は瀕死状態です。その他も心配しましたが、なんとか花を咲かせました。

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 それでも、今年は去年よりたくさん実を着けています。何しろ昨年始めて一つの実を味わっただけでしたから、この数は感激です。

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 毛虫や取りも既に食べに来ているようです。もう早いもの勝ちですから、赤く熟れるまで待っていられません。剪定していないので、はしごに登って・・・。

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 この地域は、なぜかさくらんぼは実らないと言われてきました。この調子なら今年は数十個は採れるかも知れません。大切に育てたいものです。

セダクション Seduction90

 もう15年以上前に、バルサキットから制作したもの。0.90フォーサイクルエンジンを積んでいます。100回以上飛んでいて、あちこちガタガタのようです。

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 久しぶりに飛ばしたところ、離陸直後に勝手に宙返りをはじめました。あらあらノーコンかと思って焦りました。ダウンを突いたら、今度は急降下!(゜o゜;

 なんとか水平飛行に戻すことができて、少し落ち着いたら、お尻に何かぶら下がっている。 一度、水平飛行に戻したら、今度は普通に降りてきました。なんと水平尾翼の右側エレベーターが外れていました。

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 エレベーターが外れかけたときに、不安定になったようです。完全に外れてぶら下がったら、片側のエレベーターでも、難なくコントロールできることが分かりました。外れた原因は、接着剤不足と老化ですね、簡単に修理できました。

 それにしてもこの機体は、いつも無事に戻ってきます。縁のない機体は、初飛行でおしまいの事が多いです。相性が良いといつまでも手元にあるのが不思議です。

 

 

 

ラジエターの荒らっぽい修理(PA66の接着)

久々の「荒らっぽい修理」シリーズです。(一部のDIYerのために)

 我が愛車「ステージアちゃん」のボンネットから煙がモクモク! 愛車と言いながら、一冬屋外に置き去りにしていたためか、ラジエターが凍結し穴が空いたようです。クーラントをケチったわけではありませんが、大阪育ちのステージアちゃんをマイナス30度の吹きっさらしでエンジンを一度もかけなかったのが良くなかったか。大阪に居たときにも、半田付けでラジエターの穴を塞いだ(その時はサビで穴が開いた)ことがあるので、今回も簡単に修理できると高を括っていました。

 ところが、どっこい今回は、鉄部の穴ではなくプラスチック部が裂けていました。とても厄介な状態です。

 ラジエターの「アッパータンク」「PA66」というナイロン系プラスチックで、通常のエポキシボンドでは接着できない難接着素材だと知りました。

 先ずは、ボンネットとバンパーをすべて取り外しましたが、損傷箇所が確認できませんでした。

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 ボンネットを止めているFRP制の「ボンネット止」を前方に引き出すと、なんとラジエターの上部プラスチックカバー(アッパータンク)が破裂していました。

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拡大↓

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アッパタンクはプラスチックです。最初はラジコン用に買っていた、耐熱エポキシボンドとグラスシートで修理しましたが、簡単に剥がれてしまいました。

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f:id:solachi:20180318144340j:plain勿論、接着時には凍裂部分をマスキングテーブで覆ってゴミが入らないようにしてから、周囲をサンディングします。

しかしながら、エンジンをかけてラジエター温度と内圧が上昇すると簡単にグラスシートごと剥がれ、ラジエター液が吹き出してしました。

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そこで、凍裂した部品をよく見ると>PA66-GF30< と刻印されています。

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 ネット検索でPA66は、プラスチックの種類で「ナイロン66」と呼ばれ、難接着素材であることが分かりました。GF30はグラスファイバーが30%含有するという意。SAEはたぶん自動車関連標準規格(Society of Automotive Engineers)の略。早々に接着剤メーカーにPA66の接着剤を問い合わせましたが、そのような製品は無いとの回答でした。

 半分あきらめかけましたが、「スリーボンド2082C」という接着用途の広いエポキシ接着剤を見つけました。勿論ナイロンは用途外ですが、ダメ元で試してみました。

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 方法ですが、接着剤を予め全面に塗布し、グラスシートを貼ってからサランラップで押さえつけ、表面をできるだけなめらかに仕上げます。気温が低くかったので24時間以上経過してから、さらに接着剤を全面に2回積層しガチガチに固めます。

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 廃車済みのステージアだから、こんな修理も有かな? 今のところ、エンジン温度を上げても、剥がれたり蒸気が出たりという事はありません。但し、ボンドで修理した車で長距離を走るのは危険かも知れません。

 あんなこんなで、ゆっくりと田舎暮らしの時間が流れていきます。

大雪森のガーデン

 スバルの無資格者検査のリコール旭川まで行ってきました。ちょうど今日株主総会があってCEOが辞任したとか。でもリコール検査でキャッシュバックがあったので、2泊できましたよ。だって旭川まで片道100キロ、点検検査に5時間かかるんだもの、一日では済ません。北海道は、広い上に人口が少なくなっているので、ディラーを減らしているのだそうです。

 大雪森のガーデンは旭川から無料の旭川紋別自動車道と通って約1時間半です。

ちょうど花は真っ盛りでした。

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 私は作られたガーデンの花より、ハウチワカエデの花を初めて見ることができ、大満足でした。

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 当麻町比布町愛別町→上川町 周囲は牧草地帯ですf:id:solachi:20180602152033j:plain レストランMIKUNIは愛別岳を眺めながら、ゆっくりとコースランチを楽しむことができます。いつも行き当たりばったりのsolachi旅にしては、久かたの当たりレストランでした。(当日でも予約したほうがいいです)

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リモートカメラ、そろそろ薪作り始めっか。

 今シーズンも焚きに焚きましたよ。ひと冬でこのコンテナ8基分です。実は少し残っていたのですが、ここ数日の寒さで全部使い切りました。

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 昨年、横爺に手伝ってもらって作った、フロンフォークです。普通はトラクター後方の3点ヒッチに取り付けるのですが、頚椎症で後ろを向いての作業が辛いので、フロントローダーに取り付けるように加工したものです。

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 ところが、運転席からは、ボンネットが邪魔してフォークの先が全く見えません。

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 コンテナ下部の狭い隙間に、フォークを差し込むのですが、何度も運転席から降りて位置を確認しないと、うまく差し込めません。フロントローダーは垂直動だけでなく、上下の角度も自在に変えられるのですが、それがアダとなって地面に突き刺さったり、コンテナの隙間の上に刺さったりするのです。ひとり助手が居れば、なんてことない作業なのですが、そうも行かない。

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 そこで、去年から色々考えました。鏡を取り付けるとか、カメラを取り付けるとか。帰阪の折に、電気街で防犯カメラやマイクロカメラ、ネットカメラなども物色しましたが、配線や機材など、どうも大げさになります。

 ところで、昨今のコンパクトカメラはWi-FiBluetoothで画像をパソコンに送信できるのですね。スマートフォンもそうなのですね。カメラのリモート撮影というのは、ずいぶん以前からあったのを思い出し、もしやと思って試してみました。数秒のタイムラグはありますが、なんとか実用にできそうです。

 DIYといういう程ではありませんが、フロントローダーに100均のL金具でカメラを取り付けて、カメラのメニューからワイヤレス通信をon。

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 運転席でiPadのアプリを開くと、リアルタイムでフォークの先端を見ることができました。

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 スマートフォンでも同じことができます。手持ちの機材で、なんとか解決しましたが、万能ではなかったです。カメラは単眼なので、遠近感がありません。文章では表現しにくいのですが、上下に離れているのか前後に離れているのか、判別できないのです。全く見えないよりはマシですが、作業になれるしかないで様です。

 これで、薪運びの準備はできました。

 さあ、これから薪作りを始めます。冬に伐採したカラマツ20本が待ってます。細い太いはありますが、いずれも60年生、樹高30メートルのカラマツです。

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 ああこれ、再来年の分です。来シーズンの薪は既にできてます。

松ぼっくり?

 春に撮ったカラマツの新芽です。若葉と雄花が下向きについています。カラマツは落葉針葉樹で毎年、落葉するので葉っぱの色が鮮やかで、盆栽にも人気があるとか。

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 こちらは、今日撮った雌花(球果)です。もっと若いものでは赤いらしいのですが、まだ見たことがありません。松ぼっくりも、もう一度よく観察してみると面白いかもしれません。

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今年は大納言

 先日、最高気温が30度を超えたのに、昨夜の最低気温が5度まで下がりました。一度、薄着になって衣替えしたところなのに、またまたフリースを取り出して、薪ストーブ焚いています。

 今年の畑はちよっと休憩して縮小ですが、何も作らないのは寂しい。そこで、いつもの小豆は品種を変えて「大納言小豆」に挑戦です。直播きは「種バエ」の餌食になるので、苗を育てることにしました。

 くん炭培土の作成

 「種蒔き培土」と「くん炭」を用意します。

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 最初は等量ずつ配合しましたが、水持ちが悪く毎日水やりしないといけませんでした。逆に培土が多すぎると、湿気て豆が傷むようです。発芽しやすいのは培土:くん炭=6:4くらいでした。

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 セルトレーに2~3粒入れて、上から培土をふりかけておきます。

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 今年は、ビニールハウスも休憩です。ビニールを張らずに、トンネルで苗を育てました。数日で発芽し、2周間で定植しました。ハウス内は昨年収穫した燕麦を緑肥として播いています。

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再び「かんの温泉

 ご近所さんと行った「かんの温泉」、泉質があまりに気に入ったので、今度はケロミを誘って一泊しました。新緑がきれいです。

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 道路脇に、何やら大きな葉っぱが、あちらこちらで見かけました。

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 車を止めてみると、なんと水芭蕉でした。小さなかわいい花だと思っていましたが、巨大になるのですね。

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 一泊2食付き1万円は、秘境温泉としては割高ですが、日帰りはもったいない温泉です。

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 前回も書きましたが、かんの温泉は数種類の泉源があり、小さな湯船ですが色々な温泉を楽しめます。今回、宿泊して初めて入ったのが、足元湧出の「イコロ,ボッカの湯」です。他の湯船と違って宿泊棟の中にあるので、分かりにくい所にあります。勿論、日帰り客でも入れるのですが、男性専用日と女性専用日があるので、日帰りでは入れる確率が50%です。足元湧出ですから、岩風呂の底からブクブク温泉が湧いています。おしりから熱くなる、まさしく「源泉かけ流し温泉」の独り占めは最高でした。

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