世界最小?エンジン (4cycle-RC.engyine FX-10S)

5月の酷暑から一転して、肌寒い日々が続いています。

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 数年前にハンドメイドの小型エンジンを入手したものの、搭載できるような小さな機がなかったので箱に入ったまま。このままでは、相続財産になりかねない。売却したところでいくらにもならないので、手持ちの機体に無理やり載せて、楽しんでみることにしました。

世界最小? FX-10S

 エンジンはマイクロウィングスFX-10S、排気量1.62cc スーパーチャージ方式4サイクル、重量104gの超小型エンジンです。

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 こんなに小さい! 

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 前回は、世界初の4サイクルRCエンジンでした。 

スカイカンガルー号  http://musashinomkh.blue.coocan.jp/

 搭載機はムサシノ模型飛行機研究所のロングセラーキットで、もともとはサンダータイガーGP-07の2サイクルエンジンを搭載。

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 排気量はほほ同じですが、4サイクルになった分、とても非力です。助走して手投げしましたが、爺さんの助走も非力で、充分な揚力を得ることができず、失速して尾翼を破損してしました。

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 助走はあきらめて、谷に向けて投げ下ろしてみる事にしました。

 修理して、いざテイクオフ! やっとやっとの水平飛行。

野良仕事の再開です

 「おとうちゃん、おっきするの!」 

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 術後の傷跡も順調に回復し、野良仕事に復帰しました。ポロンくんは、退院後ずっーと枕元にいてくれました。

ニンニク

 昨年の秋に、高校生たちが植えてくれたニンニクが収穫間近です。前年の倍近く植えたので、今年は直売所へ出荷できそうです。

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 試しに二本引っこ抜いてみました。

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 一皮剥いたら、意外と美人でした。これなら売り物になりそうです。

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 野良いちご

ハウス内のイチゴを全部処分したのですが、「勝手にいちご」がしぶとく生きています。イチゴはとても丈夫な作物です。

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 半分以上は虫くん達の餌になっています。それでも、オイラたちの分け前も食べきれないほどにありました。無傷のいちごより、ちょいと虫に咬じられたいちごの方が甘いです。

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 サクランボ園

 しばらく放置していたサクランボ園は、雑草だらけでした。

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 下草をきれいに刈り込んで、カラス除の糸を張りました。

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 ブログ友の「スイマー」さんから、糸は黒色が良いとのことでしたが、手元に建築用の水糸しかなかったので、ピンク色の水糸を適当に張ってみましたが・・・・

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 数少ないサクランボは、この3日後には何者かに食べられていました。カラスはこの程度の張糸では防げないのか、それとも犯人は他にいるのか?

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 結局、今年もオイラたちの分け前は、2~3粒になりそうです。(もともとこの地域は、サクランボは実らないと言われているので、少しでも実がついただけで感謝です。)

 

バースディケーキ

持病で急遽入院していました。

 運良く個室が空いていたので、ゆっくり静養でき快適でした。勿論、移住先の北海道の病院です、窓からの景色も良く退屈もしませんでした。今回は、入院期間が短かったので、特にそう思ったのかも知れません。今あらためて、この景色を見ると早く帰ってこられて良かったと思います。

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 入院中ちょうど私の誕生日がありました。夕食になんとバースディカードと小さなバースディケーキが添えられていました。食事メニューもいつもの倍以上で、食べきれない程でした。

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 考えてみると自分のバースディケーキを貰ったり食べた記憶がありません。だからといって寂しい人生だったと言うわけではないですよ。子供の頃は、たぶん両親からは祝ってもらっていたと思います。たぶんと言うのは、誕生日祝の記憶がほとんどないのです。ただ、父親から鉄人28号のプラモデル」をプレゼントしてもらって、大喜びしたのを鮮明に覚えています。中学生以降はたぶん誕生日イベントは無くなったと思います。でも、毎年クリスマスと誕生日は待ち遠しい日となっています。

 今回、病院の方々のお心遣いで、亡き両親への思いと感謝を呼び起こさせてもらうことができました。勿論、無事退院し回復しつつあることに、主治医の先生とスタッフの方々に感謝です。

 術後性上顎嚢胞 持病をちょこっと紹介。

 副鼻腔炎(蓄膿症)の根治術を30年前に受けました。この手術を受けると十数年後に、高い確率て嚢胞が発生すると言われています(術後性嚢胞)。私の場合15年後に嚢胞が発生して摘出術を受けています。それから再び15年経った今年の5月、奥歯の痛みがあり、歯科で診てもらったところ、原因がわからず鎮痛剤を服用し、数日で治まりました。ところが、2週間ほど後に今度はもっと奥の歯茎に違和感を覚え、指で探ってみると強い圧痛があって、歯茎が腫れていると言うか、ポコポコ柔らかいのです。歯茎の骨、専門的には歯槽骨というのですが、大学病院でCT画像を撮ってもらったところ、骨が欠損していました。すなわち、上顎骨の中に嚢胞が形成され、周囲の骨を融かしながら大きくなり、とうとう歯槽骨(歯茎の骨)を突き破って、口腔内に嚢胞が出てきたのです。それで今回、2回目の術後性嚢胞を摘出してもらうことになりました。骨の欠損は約1.5センチ四方くらいでしょうか。口腔内から切開し、歯槽骨の欠損部を拡大、嚢胞粘膜を掻破・摘出して縫合したそうです。摘出後の空洞は、血餠(血の塊)から肉芽組織となり骨が再生するまで、6ヶ月から1年かかるそうです。また、今回の嚢胞は、元の副鼻腔とは交通していなかったため、この手術ではお決まりの、(患者にとっては一番つらい)止血のための術部へのガーゼの充填と取り出しがなかったので、その分楽でした。一度、副鼻腔炎の手術を受けると、何度も嚢胞が再発するそうですから、できれば蓄膿症は手術せずに治せれば良いと思います。ただ、鼻閉や頭痛、頭重で集中力が保たれないで何年も悩むようであれば、手術も一つの方法だと思います。私の場合、術後は全く症状はなくなります。

2019山菜まとめ

 もう6月かあぁ! 今年は特に早い気がします。気温が急激に上がったせいか、いつもなら順番に所望できる山菜も、一気に芽を出し大忙しの5月でした。

「巴旦杏」(5月中旬)

 今年こそ、ハタンキョウの実を食べることができるでしょうか? 楽しみです。

花と月

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花とウグイス 

 

山菜まとめ

 移植した「キトピロ」(アイヌネギ)が大きく育ちました。

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 醤油をたらして冷蔵庫に保管、3週間経っても葉っぱがしなびたりしません。生命力にびっくりです。生で食べますが、翌日まで口の中がニンニク臭!。だからといって、調理すると味が半減します。血液サラサラ、免疫力アップ。

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 こちらは梅蕙草」(バイケイソウ)、こちらも血圧降下作用がありますが毒草です若芽は上記のキトピロと似ているので注意します。

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 タラの芽 適当に枝を切ってやらないと、どんどん背が高くなりますね。

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 2~3回も天ぷらで食すと満足です。

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 ワラビ こちらも毎年採りすぎるので、今年は少なめで充分。

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 ヤマウド ヤマウドは今まであまり採れませんでしたが、今年は群落を発見! 独特の香りで。健康になれそうです。

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 若芽は天ぷら、油炒め。茎はヌタといったところでしょうか。

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 姫タケノコ 背後に熊の気配を感じながら、いつものように根曲竹の竹やぶに突進、

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 塩ゆでで、風味たっぷりですが、一晩水に浸けると、味も香りも半減しました。採りたて、茹でたてが一番です。

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 コゴミ 意外と栄養価が高いそうですが、あまりに近くに生えているので、採りそびれてしまいました。

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 というわけで、5月は山菜づくめでした。お蔭で、お通じがスッバラしく良くなります。

スバル・アウトバックBS9のハブボルト交換

サクラ散っていました

 やっと連休が終わって、道路の混雑も解消したので、桜の名所「静内二十間道路」へ行ってきました。・・・が、見事に散っていました。残っていたのは、唯一この1本だけ。

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 富良野からわざわざ150キロ走ってきたのに、残念でした。一泊したので、静内の夕日を見ることが出来ました。ここの「バフンウニ丼」は、天売島のウニより美味しかったです。

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 日高は、さすが馬の産地だけあって、どこを走っても牧場ばかり。

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 翌日、帰って来た我が地域の桜は満開でした。桜の名所は、どこでもサクラより人とゴミの方が多く、閉口するものですが、ここはひとっこひとりいません。わざわざ遠いところへ行く必要はないのですが、あまりに閑散としていても、ここでお弁当食べる気が湧いてこない・・・・・・のはなぜだろう?。花見は人がいないと寂しい?

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     (以下長文、同様の作業をお考えのDIYerのために)

ハブボルト交換 

 毎年、連休の前後は夏タイヤへの交換時期です。静内への長距離ドライブを前に、タイヤ交換していたら、タイヤを固定しているボルト(ハブボルト)ネジ山が潰れてナットが回りづらくなくなりました。旅行を明日に控えていたので、無理やり座面までねじ込んでドライブを強行。途中、スバルやオートバックスに立ち寄ったのですが、いずれも長時間の待ち時間になるとの事であきらめざるを得ませんでした。そこで、スバルのディーラーで純正のボルトとナット1対を購入し、自分で修理作業に挑戦することにしました。

 ネットで交換手順を調査

 はじめての作業です。ブレーキ周りをいじるので不安でいっぱいです。先ずは、ネットで情報収集ですが、同型車の情報はありませんでした。車種によって多少構造が異なるようなので、3~4の記事や動画を見てから作業にとりかかりました。

① タイヤの取り外し

 壊れたネジを無理やり締め込んだので、タイヤを外す時にとても苦労しました。付属のタイヤ交換レンチでは、トルク不足でナットが回りませんでした。下手するとボルトごと折れそうでしたが、レンチをパイプで延長して、なんとかタイヤを外すことが出来ました。

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② ハブボルトを交換するには、デイスクローター(ディスクブレーキ)が付いている「ブレーキドラム」を外さなければなりません。そのためにはブレーキパットを収めている、緑矢印「ブレーキキャリパー」を取り外します。赤矢印は「ブレーキドラム」を外すときに必要になる「サービス・ホール」です(後述⑧)。

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 ネジ山がなめたボルトです。一度無理やり締め込んで、再び無理やり外したので、ネジ山が完全に無くなっている。再びねじ込むことは不可能で、もはやタイヤを固定することはできない。ここまで来たら自分で修理するしかない!。

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③ ブレーキキャリパーを上から見たところ

 キャリパーは上下のボルト2本で固定されています。また、短い油圧ホースが接続されているので、キャリパーを外したときにこのホースを損傷しないように、予めキャリパーを紐やワイヤーで吊るしておく必要があります(次写真)。その他、配管・配線がたくさんあるので、十分気をつけて作業します。

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④ キャリパーを紐で吊るす

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⑤ キャリパーを固定しているボルトも、相当なトルクで絞まっているので、レンチをパイプ等で延長する必要がありました。

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⑥ この車種の場合、電動パーキングブレーキなので、ブレーキキャリパーにモーターらしきものが付属しており、その配線コネクターが有ったので、それも引き抜いておきました。それが後で問題発生!。

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⑦ ブレーキキャリパーを外してぶら下げたところ。外す時に少し抵抗がありました。ブレーキパッドとディスクは、ほぼ接触していてキツキツ。元に戻す時、はめ込めるのか心配でしたが、押し込むとなんとか戻りました。これ、吊るす準備をしておかないと、キャリパーはかなり重いので焦ると思います。

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⑧ ブレーキドラムを外す

 車種によっては、手で外れるようですが、ドラムが奥の円盤に固着しているので、このままでは外れません。②の赤印の「サービス・ホール」には、8mmのネジが切ってあるので、適当な8mmのボルトを締め込んで外します(手元になければ買いに行くしかありませんよ)。ネジ穴が錆びていたので、556やブレーキクリーナーで清掃してからボルトを差し込みました。この時、ドラムが回ってしまいます。後輪の場合パーキングブレーキを引くか、他のハブボルトにテコをかまして回します。その場合、写真にはありませんが、ハブボルトを傷めないようにタイヤナット(ホイールナット)を被せておきます。少しずつ締め込んでいくと、パキッとドラムの固着が外れる音がするので、その後は手で外せます。

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⑨ ブレーキドラムを外したところ。

 ここまでくれば、八割方成功です。ブレーキドラムの奥に円盤(これがハブか?)が見え、ハブボルトが刺さっています。通常、この周りにドラムブレーキ機構が取り巻いていているのですが、この車種は存在しません。電動パーキングブレーキのため、キャリパーに取り付けられていたモーターがその役割を果しています(⑥)。フロントハブと同様にシンプルな構造です。ハブボルト後方には、十分なスペースがあるので、壊れたボルトをハンマーで叩き出します。

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⑩ 壊れたボルト

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⑪ ボルトの付け根とハブ穴には、「スプライン」と呼ばれる回り止めの縦溝が掘られています。新しいボルトを入れるときは、この溝を壊さないように慎重にはめ込みます。

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⑫ 新しいボルトとナット

 ディーラーで分けてもらった純正のハブボルトとホイールナット。両方で560円でした。

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⑬ ボルトの打ち込み

 新しいボルトをハブ穴にはめ込みますが、ここまでしか手で入れることが出来ません。整備工場では油圧工具や専用バイスを使うようですが、スプラインの噛み合わせと直角を確認しながら、スペーサをかませてホイールナットで締め付けて挿入します(次の写真)。

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⑭ 新しいボルト・ナットを傷めないように、慎重に締め付けなければなりません。写真にあるワッシャーやナットは、ボルトより少し太い物を、単にスペーサー代わりにしているだけです。 新しいナットが十分にねじ込める様に、ワッシャーの枚数でネジ先の量を調節します。

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⑮ スプラインの所に潤滑剤を挿して、少しずつ慎重に締め込みました。ネジ山が舐めるのじゃないかと思うくらい、かなりなトルクが必要でした。

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⑯ ねじ込み終了、これで完成(⑬と比較)。後は元に戻すだけ。

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⑰ タイヤを取り付けてから問題発生! パーキングブレーキ警告音と共に作動しなくなりました。さては、⑥の配線コネクターを抜いた為か?。もう一度コネクターを点検しましたが、改善されず、写真の「接点復活剤」なるものを吹き付けて、解決できました。単なる接触不良でした。

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作業を終えて

 雪国では、シーズンごとにタイヤ交換をします。在阪中は、タイヤ溝が無くなったときだけ、しかも自分でタイヤ交換などした事などありませんでした。移住してからは、毎年2回、しかもケロミの軽四と農業軽トラ、工具箱になってるステージアちゃんと合わせて4台の車のタイヤ交換ですから、年間36本のタイヤを交換していることになります。腰の痛みに耐えながらの作業ですから、慣れているとは言えぞんざいな作業になっていました。

 他のボルトやナットのネジ山も、相当に傷んでいました。農業機器のターンバックルなどは、砂や泥にまみれたままねじ込んで大丈夫です。その代わりグリスアップされているのですが、乗用車の部品はとても繊細だと分かりました。ネジの交換時には砂や泥が付着しないように気をつけて、サビをブラッシングしたり、クリーナーで清掃してから締め付けないと、思わぬトラブルを招きますね。