先ずは物置小屋で生活することができるか

5月に設置してもらった、中古物置を見に行った。物置と言っても、断熱材も入っていて、事務所に使われていたものだから、夏なら泊まることも可能とということで、ホテルをキャンセルし、試しに一晩泊まってみることにした。


傾斜面で雨水が流れてくるから、30㎝ほど下駄を履かせてもらったら、入り口部分は、60㎝ほど、枕木を3段に積んでいてくれた。頼みもしないのに、親切な業者さんだ。転倒防止のチェーンも張ってくれていた。

生活するには、トイレが一番の問題。
電気や燃料はキャンプ用品ですませるとし、食料や飲料水も2〜3日分なら貯蔵は簡単。
でも、トイレは道の駅まで車で30分だから、いちいち行ってられない。

そこで、この草叢の奥にトイレをつくりましょう。













穴を掘るので、スコップかして欲しいと地主さんに頼みに行ったら、なんとエンジン付きの穴掘機を貸してくれました。
 初めて使ったけれど以外と簡単











奥さんは、回りを整地して、充分ふんばれるようにしておいてくれました。












あっという間に、厠が完成。

あとで、知ったのですが、このように深く掘ると汚物が腐敗しにくくなり、堆肥にもならないそうです。
最近は、決まった場所にせず、できるだけ浅い穴を掘り、使用したトイレットペーパーは分解しにくいので、ライターで燃やします。軽く土を被せるだけにすると、2ヶ月で完全分解しています。
レバー一押しで、処理できる都会の生活が、どれだけ贅沢な事か。逆に自然の恵とその仕組みをお造りになった方の偉大さが改めて分かるのです。