春が遠いですな
あっけなく厳冬が終わるかと思ったら、4月に入ってから気温が上がりません。
一般道の雪は融けましたが、芦別岳はまだまだ真冬です。
わが家へのアクセス道も、地道が見えたと思ったら、またまた一晩で雪道に道に逆戻り。
4月の雪は湿っていて重くまとわりつきます。
日中はザクザクに融けて、四駆であろうが、ブリザック履こうが、チェーンを着けようが上り降りできません。
気温が下がる、夜中か早朝でないと一般道にアクセスできません。
四駆のポロン君でさえ、雪がまとわりついて、難儀していましたよ。
この雪玉は、手で取る事はできず、お湯につけるしかありません。
仔馬が生まれました
地主さんが飼っているサクラちゃんです。
4月初旬が出産予定日なのですが、乳も張ってこず一向に生まれる気配がないので心配していました。
先週月曜日の早朝、無事仔馬が生まれましたよ
毎日、様子を見に行っています。
最初のうち、私が仔馬に手を伸ばすと、サクラちゃんは仔馬を奥の方に押しやって、触らせてくれませんでしたが、毎日声をかけに行ってたので、今日は初めて触らせてくれました。
熊が出ました
この先、刺激的な写真がありますので、
お食事前の方は見ないで下さい。
最近、毎日のように熊出没の報道がなされています。
山菜採りの季節と、熊が冬眠から覚める頃が一緒なので、事故も多く、
先週は、人を襲う熊をヘリコプターで捜索、山狩りが行われたそうです。
札幌や美唄では、熊を目撃しただけでニュースになりますが、
わが集落では、熊が畑の横を歩いていても、話題にもならないようです。
ご近所さんが、「熊見に行かないか」と誘ってくれたので、
あわててカメラ片手に飛び出しました。ケロミも付いてきましたよ。
熊が出たという、小川の土手です。
鹿がポーズをとってくれました。
ここを熊が歩いていたそうですが、既に捕獲されていました。
警告
ここから先は、一部ショッキングな映像があります。
体調のすぐれない方、お食事前の方など、見ない方がいいですよ。
捕獲された熊さんです。
かわいい熊さんですね。
冬眠から覚めたばかりの、若い熊さんだと思われます。
二頭捕獲され、私が行ったときは既に、解体が始まっていました。
一部はすでに、私の胃袋の中です。
(周囲はぼかしてあります)
致命傷は、脇腹から背部への貫通創でしたが、
後肢に弾丸が残っていました。
弾丸が膝蓋骨をまっ二つに割った後、膝蓋関節面(大腿骨の下端で、膝の関節のところ)に弾が残っていました。
(周囲はぼかしてあります)
弾を取り出すと、弾の先端が割れていました。
なんと、熊の大腿骨は、弾丸より硬いのですね。
エゾシカによる農作物の被害や熊と人の遭遇により、不幸にもお互いが事故に遭うケースが増加しているそうです。
共存できる環境作りや、人への教育が連日のように地元テレビ局でも取り上げられていました。
今回、既に捕獲された熊とはいえ、近隣でも捕り物があって、人ごとでなくなりました。
旭山動物園の園長さんも、銃を持ったとか、どのように考えを整理したら良いのでしょうか・・・・・。
どちらにしても、現場に居合わせた以上は、食べないといけないと思い、肉をもらって帰りました。
ケロミは鹿肉をチャーシューに料理し、
私は熊の脊中起立筋(ロース)を料理しました。筋膜が厚くて、切れない包丁で、腰背腱膜を剥がすのに苦労しました。
解体中の動物臭が鼻につくし、毛皮に付いている越冬蚤の話を聞いた上に、熊の毛や貫通創の出血を処理していると、食欲は全く湧きませんでした。
気になるお味は
熊肉は焼き肉のたれに漬け込んで、焼き肉にしたら、やや臭いの強い羊肉のようでした。
鹿のチャーシューは、油が少なく、臭いもなく結構美味しかったです。
先日の報道では、大量のエゾシカの亡きがらが埋設処分されていましたが、害獣と言えど殺してしまったら、少なくとも食べてあげないといけないような気がします。