果樹園(その4) かかり木

伐倒終了しました

本日やっとこさっとこ、林の伐倒を終えました。

「果樹園を造ろうかな」から2ヶ月ちょい、延べ10日ほどの伐倒作業。

当初は造材も兼ねていましたが、なかなか進まないので、

枝払いや玉切りは止めて、手当たり次第の皆伐です。

 

(before)

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(after)

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国道や街も見えるようになりました。

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積雪は60~70センチ、ということは切り株もそれぐらい残っている。

雪が溶けたら、抜根と倒木の後片付けが待っています。

本当に片付けられるのだろうか?

遠くまで見晴らせるようになりましたが、気も遠くなりそうです。

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かかり木の処理

ところで、背の高いカラ松も数本倒しました。

例の如く、かかり木となってしまいました。

開けた方に倒そうと、楔を打ち込んだのですが、全く反対側に倒れてしまいました。

幹の傾きから予想していたので、危険は感じませんでしたが・・・・

これを倒すのに、丸2日かかりました。

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手動ウィンチで、引けども引けども倒れません。

引くたびに、木の根元が地面に食い込んで、ウィンチに渾身の力を・・・・・・

限界だぁぁぁ。

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これ以上、引っ張れないのだ。

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体力も限界、

日も暮れ、ある程度角度が浅くなったので、根元で玉切りするしかない!。

とっ

なっなんと、チェーンソーが挟まって万事休す。

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(注) 

以前に紹介したジェフ・ジェプソンの「伐木造材術」では、60度以下のかかり木では、この方法を推奨しています。

 私も、上面にオープンフェースを切って、下面から切り進んだのですが、なんで挟まったのだろう?。

*警告*

実は、日本では、この方法は禁止されています。

確かに、口径の大きい木や、このような傾斜地では、どちらに倒れてくるか予想が難しく、危険な方法です。 

 雪も降りはじめ、日も暮れてきたので、道具を置き去りにして、この日は帰りました。

そこで、ネットでもう一度お勉強。

たくさん紹介されています。

http://www.rinsaibou.or.jp/cont02/items07/0207_03_idx.html

かかり木

かかり木の除去

 

 

 

木回しの術

で、本日は「木回しの術」を試しました。

挟まったチェーンソーは、なんとか無理やり引き抜きました。

これも本当は、バーだけ犠牲にして本体だけ取り外すのが原則です。

 

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なんと、ウィンチを軽く3回ほど漕ぐだけで、あっけなく倒れました。

きのう一日の重労働は、いったい何だったのだろう。

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ジェプソンの教科書にも「木回し」の方法が紹介されていますが、記憶には残っていませんでした。

経験しないと、心に刻まれない?。

 

いやいや、昨日の段階で強行していたら、

チェーンソーが下敷きになって壊していただろう。

それより、疲労のため、自分が下敷きになっていたかも知れない。

 

またもや、守って下さった方に感謝です。

 

一晩の休息で、冷静さと体力も回復し、帯のかけ方、牽引方向などの段取りが正確にできたと思います。

結論:かかり木の時、最初にしなければならないのは・・・・・・

休憩冷静さを取りもどすことですネ。

人生も同じです。