伐倒終了しました
本日やっとこさっとこ、林の伐倒を終えました。
「果樹園を造ろうかな」から2ヶ月ちょい、延べ10日ほどの伐倒作業。
当初は造材も兼ねていましたが、なかなか進まないので、
枝払いや玉切りは止めて、手当たり次第の皆伐です。
(before)
(after)
国道や街も見えるようになりました。
積雪は60~70センチ、ということは切り株もそれぐらい残っている。
雪が溶けたら、抜根と倒木の後片付けが待っています。
本当に片付けられるのだろうか?
遠くまで見晴らせるようになりましたが、気も遠くなりそうです。
かかり木の処理
ところで、背の高いカラ松も数本倒しました。
例の如く、かかり木となってしまいました。
開けた方に倒そうと、楔を打ち込んだのですが、全く反対側に倒れてしまいました。
幹の傾きから予想していたので、危険は感じませんでしたが・・・・
これを倒すのに、丸2日かかりました。
手動ウィンチで、引けども引けども倒れません。
引くたびに、木の根元が地面に食い込んで、ウィンチに渾身の力を・・・・・・
限界だぁぁぁ。
これ以上、引っ張れないのだ。
体力も限界、
日も暮れ、ある程度角度が浅くなったので、根元で玉切りするしかない!。
とっ
なっなんと、チェーンソーが挟まって万事休す。
(注)
以前に紹介したジェフ・ジェプソンの「伐木造材術」では、60度以下のかかり木では、この方法を推奨しています。
私も、上面にオープンフェースを切って、下面から切り進んだのですが、なんで挟まったのだろう?。
*警告*
実は、日本では、この方法は禁止されています。
確かに、口径の大きい木や、このような傾斜地では、どちらに倒れてくるか予想が難しく、危険な方法です。
雪も降りはじめ、日も暮れてきたので、道具を置き去りにして、この日は帰りました。
そこで、ネットでもう一度お勉強。
たくさん紹介されています。
http://www.rinsaibou.or.jp/cont02/items07/0207_03_idx.html
木回しの術
で、本日は「木回しの術」を試しました。
挟まったチェーンソーは、なんとか無理やり引き抜きました。
これも本当は、バーだけ犠牲にして本体だけ取り外すのが原則です。
なんと、ウィンチを軽く3回ほど漕ぐだけで、あっけなく倒れました。
きのう一日の重労働は、いったい何だったのだろう。
ジェプソンの教科書にも「木回し」の方法が紹介されていますが、記憶には残っていませんでした。
経験しないと、心に刻まれない?。
いやいや、昨日の段階で強行していたら、
チェーンソーが下敷きになって壊していただろう。
それより、疲労のため、自分が下敷きになっていたかも知れない。
またもや、守って下さった方に感謝です。
一晩の休息で、冷静さと体力も回復し、帯のかけ方、牽引方向などの段取りが正確にできたと思います。
結論:かかり木の時、最初にしなければならないのは・・・・・・
休憩し冷静さを取りもどすことですネ。
人生も同じです。