クローラーの張り調整

 雲海は夏に多いが、ここ数日連続して出ている、緑が少ないので水墨画の世界だ。

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 いよいよ春ですね。フキノトウがあちらこちらで我先にと出て来た。早速、煮つけて頂いたが、苦味が胃の調子を整えてくれるので有難い。

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クローラーの調整

 本格的な屋外作業に備えて、パワーショベルのクローラーを調整した。

 2年間お世話になった、ボルトスパイク。当初、除雪にパワーショベル(ユンボ)を使っていたので、横滑り防止に18mmのボルトをスパイク代わりに装着していた。

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 アイスバーンや濡れた草地でこのボルトが効いていた感触もあったが、雪の斜面では、実際に横滑りを防止することは出来なかった。むしろ、走行時の振動が大きくなり、キャビンや機械各部を傷める可能性があった。初心者として安心感はあったが、運転にも慣れてきたので、全て撤去することにした。また、このボルトの為か、クローラー(鉄キャタ)が伸びて、たるんでいるような気がする。

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クローラーの張りを調整するのは、自転車やバイクのチェーンを張るのと同じ原理だ。異なるのは、ネジで突っぱるのではなく、グリスを圧入する油圧式のようだ。取説見ながら、アジャスターカバーを外す。

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グリスニップルが見えるので、機体をジャッキアップしてからグリスガンでグリスを圧入する。

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 張り調整は意外と簡単。ジャッキアップは、小型ユンボの場合ブレードとアームを下げると自力で機体を浮かすことができる。下の写真は機体が浮いている状態。取説には安全ブロックを挟むこととなっているが、ブロックを挟むには機体の下に入らないとできない。反って危険ではなかろうか?

before

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after

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開拓地

 ご近所さんに、「庭先のヤナギと白樺を切るの手伝って」と頼まれて、伐採したヤナギ2本と白樺1本。軽トラ3杯分あった。

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 ご近所さんへ行く途中開拓地」というバス停があってびっくりポン。いつも素通りしているので気づかなかった。後ろに見えている林は、実はわが家のカラ松林。移住3年にして、はじめて知った。わが家は開拓地よりまだ奥地なのである。

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 ところで、北海道の地名は難しい。未だに読めない市町村名が多々ある。小学校の社会科の時間「わたしたちの郷土」で、私は大阪府の市町村名を全部、覚えた? 北海道の小学生は、北海道179市町村の名前、全て読めるのかなぁ。ちなみに富良野アイヌ語のフラヌイ=臭い地(フウラ)や赤い川(フウラヌイ)が語原とある。

 話しは飛ぶが、明治期、北海道は国内殖民地だった。沖縄と北海道は明治政府が一方的に領土とした。どのような歴史があり、現在どのような問題が存在するのか。「わたしたちの郷土」として真実を知り、述べ伝えれば、厚かましいことは言えなくなる。

 北海道は未開拓地が多かったので、利用できる土地を調査したのが「北海道殖民地撰定報文」があり、ネットで閲覧できる。近代デジタルライブラリー - 北海道殖民地撰定報文. [第1] 今でも年輩の方は、本州以南を「内地」と呼ぶので、ここは外地なのかなぁと錯覚する。それに今でも、余市郡仁木町に「長沢殖民地」という地名が検索ヒットする。北海道での殖民地は、いわゆる列強支配の差別的植民地とは趣が異なっていると思われ(アイヌ民族から言わせれば同じかも知れない)、文字どおり未開拓地への殖民である。琉球のような統治国家が無かった事と、開拓の歴史からみるとアメリカ大陸やオーストラリア大陸に近いとも言える。独立こそしていないが、食糧供給地として、今後も大きく貢献できる。・・・・・さて、長沢殖民地は何処にあるのだろうか?場所が特定できない。ご存知の方教えてください。