6月中旬に出くわした小鳥の巣の続きです。
孵化直後と思われる6月11日から6日後(6月17日)には、雛達はかなり、大きくなっていました。卵の数と同じ5羽の嘴が確認できました。
ところがさらに12日後(6月29日)には、巣はもぬけの殻でした。
やはり、キツネかヘビに喰われたのかとがっかりしていましたが、私が巣の近くに行くと、しきりに鳴き声をあげ、飛び去らない小鳥を撮影することが出来ました。
コンパクトカメラでは、これでせいっぱいの撮影でした。さて、この小鳥の正体は?
山林ガイドの研修でお世話になっているオガさんに調べてもらったら、特徴的な卵の模様からも「ホオジロ」と判明しました。
ネットで調べると、ホオジロの巣内育雛日数は約11日だそうですので、雛を見た6月11日から数えると、遅くとも6月22日には巣から離れて、巣の周辺で養われている事になります。CiNii 論文 - ホオジロの繁殖期の生活について
地面に近い巣で、営巣する野鳥の抱卵期間や、巣立ち日数はとても短いのに驚きます。しかし、繁殖できるまでに育つことができる雛はとても少ないようです。事故や他の動物の餌になって、自然のバランスを保っている訳ですね。