軽トラの車検 時期がやってきました。新車2年目なので、今回もユーザー車検に挑戦。
前回ケロミのミラは、整備なしで受験したら、光軸不良で苦い目に会いました。同じ轍を踏まないよう、光軸調整だけでも自分でできるように、予め準備しました。→東都自動車工業さんで車検整備 - なかなか進まないsolachiの計画
軽トラの光軸調整については、ネットの記事が少なく、ドンズバリが無かったので紹介しておきます。
光軸調整
普通車の光軸調整は、ボンネットを開けて、ヘッドライトの裏側に調整用の歯車が2つ、上下用と内外用があります。車種ごとにネットの記事が参考に出ていて、簡単に光軸調整ができます。軽トラも同じなのですが、そもそもボンネットがないので、ヘッドライトの裏側にアクセツすることは簡単ではありません。
結論から言うと、ロングドライバーを使って、外部から光軸調整を行うことができます。(実は、ヘッドライトを取り外してから、この事に気づきました)
ヘッドライトの下側に、2つの穴が空いていて(写真の矢印)、水平方向にプラスドライバー(+2または+3)を25センチ程度差し込み、光軸調整用歯車を回せば、上下方向、又は内外方向に光軸をずらすことが出来ます。
ロングドライバーを自作
光軸調整用のロングドライバーは、専用のものが市販されているようですが、車検の日に間に合わなかったので、自作しました。
使わなくなったドライバービットとキャンプ用のペグの先を切断して、溶接しました。
相変わらず下手くそな溶接です。溶接棒はステンレス用を使いました。
真っ直ぐでないと、狭い穴に入らないので、ハンマーで叩いて伸ばし、グラインターで磨くと、それなりのロングドライバーが出来上がります。
車検は一発合格!
壁面にヘッドライトを当てながら、このドライバーで、グリグリ光軸を変化させ、遠目、近目の光軸を調整しました。調整方法は他のブログに詳しいですが、車検場では、遠目(ハイビーム)と近目(ロービーム)の両方が検査されましたが、遠目の方が重要なようです(実は近目で✖が出たのですが、遠目で〇が出たので通りました)。
今回は、ケロミと一緒に旭川まで車検に行ったのですが、前回と違って、一発合格だったので、嬉しくてたくさん買い物をしてしまいました。おかげで、ディーラー車検より、はるかに高くつきましたY(>_<、)Y。
ヘッドライトの取り外し方
先に書きましたように、取り外さなくてもよいヘッドライトを外してしまいました。ハイゼットカーゴシリーズも同じではないかと思いますが、軽トラの場合、ヘッドライトの裏側を見るには、ヘッドライトハウジング自身を外さなくてはなりません。そもそも、ヘッドライトを外した状態では、光軸調整など出来ません。ライトを固定した状態でないと、ブラブラになって手持ちのライトなど、どこへでも向けられるのですから。
まあ、バルブの交換の参考にもなればと思い、写真を乗っけておきます。
フロントバンパーの取り外し
ナンバープレートと右下の黒いプラスチックカバーを取り外します。
2箇所にバンパーを止めているボルトが隠れていました(赤丸)。これと、両サイドのボルト2箇所(簡単に見つけられる)を外して、バンパー全体を手前に引っ張っります。少し強く引くとストッパーが外れると思います。年式によっては、他にもボルト止めがあるかもしれませんので、無理せずに隠れたボルトを探してくださいね。
小さなフェンダーを外す
フェンダーは、ドアを開けて前方のキャップを外すとボルトが2本隠れています。(これは左ドア)
ボルトを外したら(赤丸)、手で引っ張ってフェンダーを外します。やはりストッパーで止まっているだけです(青矢印)。
これで、ヘッドライトを止めているボルトが2箇所見つかるので、やっとライトを外すことが出来ます。
ライトの裏側は、普通自動車と同じような、光軸調整用歯車がありました。上方に見える金属のハウジグは、ロングドライバーを歯車に導く、ケースになっています。薄い金属板でできているので、無理にこじると変形して、歯車を回せなくなります。
あんな、こんなで、田舎暮らしの時間が、ゆっくり過ぎでいきます。