久々の「荒らっぽい修理」シリーズです。(一部のDIYerのために)
我が愛車「ステージアちゃん」のボンネットから煙がモクモク! 愛車と言いながら、一冬屋外に置き去りにしていたためか、ラジエターが凍結し穴が空いたようです。クーラントをケチったわけではありませんが、大阪育ちのステージアちゃんをマイナス30度の吹きっさらしでエンジンを一度もかけなかったのが良くなかったか。大阪に居たときにも、半田付けでラジエターの穴を塞いだ(その時はサビで穴が開いた)ことがあるので、今回も簡単に修理できると高を括っていました。
ところが、どっこい今回は、鉄部の穴ではなくプラスチック部が裂けていました。とても厄介な状態です。
ラジエターの「アッパータンク」は「PA66」というナイロン系プラスチックで、通常のエポキシボンドでは接着できない難接着素材だと知りました。
先ずは、ボンネットとバンパーをすべて取り外しましたが、損傷箇所が確認できませんでした。
ボンネットを止めているFRP制の「ボンネット止」を前方に引き出すと、なんとラジエターの上部プラスチックカバー(アッパータンク)が破裂していました。
拡大↓
アッパタンクはプラスチックです。最初はラジコン用に買っていた、耐熱エポキシボンドとグラスシートで修理しましたが、簡単に剥がれてしまいました。
勿論、接着時には凍裂部分をマスキングテーブで覆ってゴミが入らないようにしてから、周囲をサンディングします。
しかしながら、エンジンをかけてラジエター温度と内圧が上昇すると簡単にグラスシートごと剥がれ、ラジエター液が吹き出してしました。
そこで、凍裂した部品をよく見ると>PA66-GF30< と刻印されています。
ネット検索でPA66は、プラスチックの種類で「ナイロン66」と呼ばれ、難接着素材であることが分かりました。GF30はグラスファイバーが30%含有するという意。SAEはたぶん自動車関連標準規格(Society of Automotive Engineers)の略。早々に接着剤メーカーにPA66の接着剤を問い合わせましたが、そのような製品は無いとの回答でした。
半分あきらめかけましたが、「スリーボンド2082C」という接着用途の広いエポキシ接着剤を見つけました。勿論ナイロンは用途外ですが、ダメ元で試してみました。
方法ですが、接着剤を予め全面に塗布し、グラスシートを貼ってからサランラップで押さえつけ、表面をできるだけなめらかに仕上げます。気温が低くかったので24時間以上経過してから、さらに接着剤を全面に2回積層しガチガチに固めます。
廃車済みのステージアだから、こんな修理も有かな? 今のところ、エンジン温度を上げても、剥がれたり蒸気が出たりという事はありません。但し、ボンドで修理した車で長距離を走るのは危険かも知れません。
あんなこんなで、ゆっくりと田舎暮らしの時間が流れていきます。
大雪森のガーデン
スバルの無資格者検査のリコールで旭川まで行ってきました。ちょうど今日株主総会があってCEOが辞任したとか。でもリコール検査でキャッシュバックがあったので、2泊できましたよ。だって旭川まで片道100キロ、点検検査に5時間かかるんだもの、一日では済ません。北海道は、広い上に人口が少なくなっているので、ディラーを減らしているのだそうです。
大雪森のガーデンは旭川から無料の旭川紋別自動車道と通って約1時間半です。
ちょうど花は真っ盛りでした。
私は作られたガーデンの花より、ハウチワカエデの花を初めて見ることができ、大満足でした。
当麻町→比布町→愛別町→上川町 周囲は牧草地帯です レストランMIKUNIは愛別岳を眺めながら、ゆっくりとコースランチを楽しむことができます。いつも行き当たりばったりのsolachi旅にしては、久かたの当たりレストランでした。(当日でも予約したほうがいいです)