カラマツ伐倒

日が長くなりました、もう春分の日ですもんね。

 「ヒヨドリ」は"ヒ~ヨ、ヒ~ヨ"と鳴きます。日本中どこにでも居る漂鳥、スズメ目ヒヨドリ科とあります。漢字は「鵯」難しい字ですね、鳴き声からの命名だそうです。雑食で、鹿肉につられて、遊びに来るようになりました。

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 おなじみ「カケス」君。こちらも雑食で、やや大型。ススメ目カラス科だって、どおりでお肉大好きです。青い羽根がきれいですが、鳴き声は"ゲーゲー、ジェージェー"と下品です。

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 雪が融けないうちに、再来年の燃料を確保しなければなりません。今年も、既に10本のカラマツを伐倒しました。近年、カラマツは需要が伸び市場価格が上昇しているそうです。バレット梱包材が多いのですが、加工技術の進歩で建材としても需要を伸ばしているのだとか。うちの山にも業者が買いに来ましたが、オイラは薪として造材するし、防風林としても欠かせないので売りませんでした。

 冬に伐採するのは、ササや夏草に邪魔されないのと、何と言ってもハチやダニに悩ませられないのが何よりです。それから暇だし。

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 先日、伐倒したのは、電線のすぐ横にある大口径木と奥の細い木です。ラジコン飛行機の進入路に位置し、いよいよ先端が邪魔になってきたので、切り倒すことにしました。

 環境が良いから、枝ぶりも立派ですね。反って節が多くなり製材用には不向きだと思います。枝の方向が、電線の方に伸びているので、当たり前に切ると電線を切断しかねません。

 はしごをかけて、木登り

 枝が立派なので、どこまでも登れそうですが、10メートルも登れば、足がすくみます。そこそこの高さでワイヤーをかけます。

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 降りるついでに、電線方向の枝をチェーンソーで切り落とします。思った方向に倒すためです。ところが、太い蔓(イワガラミ)が枝に巻き付いていて、落下しません。宙ぶらりんの枝が、何本かありました。

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 ワイヤーの取り付けと枝打ちに半日費やしました。翌日、ワイヤーを別の木の根元に掛けて、ウィンチで引っ張ります。これで、電線方向に倒れるのを防ぎます。あとは、切るだけですが、伐倒は翌日に延ばしました。

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 翌日に延ばしたのは、一人で作業するには自信がなかったからです。ご近所さんに、応援たのみました。万が一、下敷きになったら、「とどめ」をさしてもらうためです。そうでないと一人でピクピク!痛くて仕方ないからです。←冗談ですよぉ!救助隊呼んでもらうためです。

 作業を見守ってもらうついでに。撮影もお願いしました。

 準備に2日、伐倒は5分もかかりません。ちゃんと準備した時ほど、あっけなく終わるものですネ。ご近所さんには、枝打ちも手伝ってもらいました。

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 切り口で、72センチ、年輪は64ありました。私と同い年だわ。カラマツとしては収穫時期で、これ以上になると色々な病変や虫食いで、材としては品質が落ちていくそうです。根元の部分は、机やベンチにしようと思います。

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 松脂を掬い取って、アロマも楽しみました。

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 5つの玉にして、引っ張り出しましたが、2日かかりました。雪が融けたら造材作業です。

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 コロナで、街には出られません。山に籠って、いい汗をかいて、今日も日が暮れていきます。

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