ユンボ危うし

ナナカマド

日本中寒いようですね。

今朝の富良野はマイナス26度だったそうですが、私が起きた時は21度まで上がっていました。

昨夜の月も雪明かりとなって、夜中なのに遠くの山間まで見えていました。

雪国の愉しみの一つですね。

雪のナナカマドも始めて見ましたが、この季節の愉しみですね。

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ユンボ危うし

晴天が続き、今のうちに除雪しようとユンボを駆り出したら、

ご覧の通り、側溝に落っこちそうになって立ち往生となりました。

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鉄キャタにボルトでスパイクを打ったものの、路肩から谷側に横滑りしだしたのです。

いくらスパイクを打っても、横滑りには弱いと聞いていたが、この事かぁぁぁ!

アームでかろうじて車体を支えていますが、横転しそうでキモを冷やしました。

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山側のクローラーは、ほとんど浮き上がってしまい、もがけばもがくほど谷側に滑っていきます。

雪で見えていませんが、2メートルほどの側溝に落ちそうになり、もうダメです。

いつもの、地主さんに相談し、お友達にも駆けつけてもらいましたが、もはや素人では危険との判断。

道路工事を請け負ってくれた、あの親切な**谷工業の社長に連絡。

1日待って、昨夜ユンボを救出してもらいました。

社長は富良野でも重機の凄腕と聞いていましたが、難なく姿勢を立て直し、一発で脱出しました。

横転の限界が分かっているからこそできる、スゴワザでした。

支えていたアームを、引き抜くやいなや、180度旋回して山側にアームを突き立てた。

この時、車体は当然に、さらに谷側に傾く(最悪後ろ向きで転倒する格好になる)のだが、

すぐさまアームを引きつけることによって、滑落を防ぎつつ、クローラも旋回しながら山側に登り切って、あっという間の出来事でした。

やっぱり、プロは凄いですね。

重機がどの程度で、横転するかなど練習できないし。

私など、せいぜいステージアがどの程度の積雪でスタックするかは判断できるようになりましたが・・・ケガの無いよう、春までガンバれるかな?

 

2022年2月更新

 最近、にわかに閲覧が増えているので、追記します。今この写真で見る限り、なんてこと無いですね。あれから8年も経って腕が上がったのかな。今なら、排土板を接地して、アームを少しづづ浮かします。この写真で30度程度でしょうか、40程度くらいまでならアームで支えられるはずですから、傾が止まったらすかさず180度旋回して、上記の方法で脱出します。傾が止まらないようなら、思い切って谷側に機体を向けて降りてしまえば良いのです。もちろん高低差が大きいとできませんが、2メートくらいならアームで支えながら降りられると思います。