はじめての間伐

明日、あさってから、低気圧が発達、数年に一度の大雪と暴風だとか。

苫小牧の小中学校は、早々と臨時休校を決定。

で、今日の富良野は、やっぱり「フランノー」で晴天でした。

晴れると気温が下がります。最低マイナス14゜でした。

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今日のお仕事

明日から大荒れとの予報、食料買いだめと思ったが、通販もあることだし、こんな良い天気もったいない。

ということで、いよいよケロミ林の間伐に着手することにした。

林の中はこんな感じ

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ケロミ林は、森林法で指定されている民有林で、間伐と言えど自治体の届け出が必要。造林計画通りに進めなければなりません。

いままでは、指定区域外の樹木を伐採していました。しかも幼稚木や、独立木だったので、伐採は比較的簡単でした。

密生した林の中で、素性の悪い木だけを選んで伐採(択伐)するのは、素人には難しいらしい。

通常、民有林を間伐するのは業者に委託し、委託料くらいの補助金が出る。それでも、間伐材は全部持って行かれるとのこと。自分で薪に使おうとすると足が出るらしい。

補助金が全部業者に流れる仕組みがここにも見られる。

合併浄化槽の補助金もよく似ている。

自分で危険を冒して間伐しても補助金は出ないのはなぜだろう? 森林を育てる行為は同じはずだが・・・・。

愚痴ってしまった(>o<)・・・が、補助金が目当てではない。

出ようが出まいが、楽しいから自分でやるのだ。

 

 

で、最初に選んだのこれ

枝が先端にしかなく、生育が悪く細く曲っている。

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細いので難なく倒伐できた。

ポロン君が下敷きにならなかったのは、ちょうど隣の低い木に支えられたからです。

この様に、適当な高さに浮いていると、玉切りにするのも楽です。

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で、抱えられるくらいの長さにバツバツ切って

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丸太を一箇所に集めて来春運び出します。

枝がほとんど無かったので、30分もかかりませんでした。

この調子なら、一日数本は伐採できるぜ\(^o^)/

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お次は、これ

太さはありますが、途中で曲っている。

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さっきより、太いので教科書どおりの受け口を作って、倒れる方向を見定めて・・・

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あれれれ、引っかかってしまった。

これが、一番危険な状態。

今までは独立木ばかりだったので、こんなのを処理する経験はない。

2~3トンはあるのでしょか・・・

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で、お家に帰って、「手巻ウィンチ」とロープを持って来て・・・、

このロープで引っ張ろうとしましたが、ぶち切れた(。>_<。)

で、ワイヤーに交換。

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これが、なかなか辛い作業になりました。

切り株から3メートルほど引きましたが、倒れません。

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ウィンチ側は、こんな感じで、他の木に固定してテコのアームで巻き上げるのですが、一回に引ける長さ(滑車ダブルワイヤー)が数十センチだけで、固定側のワイヤーの長さを徐々に短く、何度も交換します。

電動ウィンチが欲しくなります。

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6~7メートルほど引っ張ったでしょうか。やっと倒れてくれたときには、辺りは暗くなっていました。北海道の冬は4時すぎると暗くなり、4時半には真っ暗です。

タヌキさんやキツネさん、はたまた雪女に誘惑されたら、ケロミが怒るので、道具を一まとめにしただけで、現場を離脱することにしました。

結局、二本しか倒せませんでした。(。>_<。) 

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大雪になると道具が埋まってしまう。

明日かたづけられるかな?