シラカバ樹液の採取

寒のもどりか、寒い日が続いています。

畑は8割方土が見えてきました。

 

先日、市議さんがお友達を紹介してくださいました。

同じ大阪出身のY氏、「北の国から」の麓郷でワイルドな生活を愉しんでおられるとか。

山菜採りからカエデ樹液やシラカバ樹液へと話がはずみ、

早速「カエデの樹液」2リットルと、樹液採取用のホースを持ってきてくれました。

 

 

採取に必要なもの

1.シラカバ

 太めのシラカバがよいそうです

 採取できるのは、雪融けから5月まで、まさしく今の季節だけだそうです。

 裏山に、ちょうど手頃なシラカバが2本ありました。

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2.道具

 ①ペットボトル

 ②6ミリほどのホース

 ③木工ドリル(6~10ミリ)

 ④ラップ(ゴミが入らないようにペットボトルの蓋替わり & 木に開けた穴とホースの隙を埋める)

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いざ採取

電動ドリルで、3~4センチも切り進んだら、樹液がほとばしり出てきました。

トロみはなく、水がしたたり落ちてきたので、あわててホースを突っ込んだら、ぴったり、ジャストフィット! ラップで隙を埋める必要はありませんでした。 

 

最初の1時間で約1リットル

夕方見に行ったら、ペットボトルがほぼいっぱいになっていたので、採取を止めて、穴に木栓(シラカバの枝)を詰めて終了しました。

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この樹液は、葉を出すための準備で、厳冬期は凍結による破裂を避けるため、空っぽだった道管が、春先には根っこから枝先まで、一気に水で充たされるため、この時期にだけ採取できるのだそうです。

根から葉に至る、揚水の原理は検索するとたくさん出てきます。

根圧といって根部に糖分を集中させて、侵透圧で押し上げるだけでなく、

木部の組織構造による巧妙な仕組みが備わっているそうです。

このため、木に穴を開けても時間が経つと、水分は穴を迂回して上昇するため、我々が樹液を頂戴しても木は枯れないそうです。

 

お味は?

ほとんど水です。あとくちがほんのり甘い。

生っぽいので、がぶ飲みする気にはならない。

相当煮詰めないとシロップにはならないだろうな。

でも、シラカバ樹液って高価なんですね。

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