静かな夕暮れだが、来週は大荒れとのこと、今のうちに薪を家の中に運びこまなければ。
(夕焼の冠雪は赤く色付くのだが、今日はなぜか背景の薄雲だけが赤くなっていた)
先週、山部のラーメン屋さんへ行ってきた。
幹線道路から2㎞も山側へ入る。看板が途中からしか出ていないので、辿り着くのにひと苦労したから、富良野でありがちな観光客相手のお店でないことは確かである。地元の人に聞いても知らなかった。知る人ぞ知るめずらし~いラーメン屋さんである。私も駐在所のお巡りさんから聞いて、初めて知ったのである。
それもそのはず、金・土・日しか営業していない。他の日は何をしているかというと電気工事屋さんである。2年前、solachiの住宅に電気引き込んでくれた電気屋さんでした。
しかも、看板にはラーメンの「ラ」の字も書いていない。道路脇には「ドックラン・カフェ」となっているのみ。こちらは、てっきり赤い「ラ~メン」の登り旗があるものとの先入観で探していたので、通り過ぎてしまったのだ。
オーナーは私と同じ、還暦過ぎたら好きなことをやろうと、十数年も前から計画していたという。素人ながらも、そこは「好きこそものの上手なれ」豚骨、鶏がら、野菜からの「こだわりスープ」は当然、利益度外視だからチェーン店とは比べものにならない。
それにしても、こんな辺鄙なところ、「やっていけるのかね?」 お世話にもなったし、同年輩のよしみから、ずばり聞いてみたら。曰く「電気屋もやっているからね」「今までのおつき合い関係もあるし」「近所の方だけでもけっこう」「材料を投げたことはないよ(投げるは北海道弁で捨てるの意味、毎回完売しているってこと)」とのこと。
いやぁビックリポンです。コーヒーチケットも沢山貼ってあって、常連さんが多いのが分かります。観光立国とか観光産業が注目されていますが、地域貢献型のこんなお店が増えて欲しいものです。
メニューはラーメンの他、こだわりカレーもあるとのこと、次回はカレー食べに行きます。
ちなみに、なぜドックランなの? オーナーのワン公を遊ばせるためだワン。わんこを連れていくとFacebookにアップされている→Facebook南陽の丘-しら樺