作業小屋(その8-自作扉)

 ツキイチの更新が常になってしまったかな

十勝岳ヌッカクシ火口、トレッキング

 久しぶりに早起きして、今日は「ふらのチャリティーウォーク」に参加してきました。行き先は十勝岳ヌッカクシ火口です。

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 紅葉は既にピークを過ぎていて残念

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 ここにも足洗池が? いえいえ、ここは「馬足洗いの三段沼」です。ナナカマドの実が赤く染まっていました。ここは、硫黄の産地で、馬の足に付着した硫黄を、この沼で洗ったそうです。

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 河原に降りて、富良野岳分岐部へ

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 ヌッカクシ火口はすぐそこですが、今日はここまで

帰りは、お決まりの吹上温泉へ。上段の湯船は超高温! オイラは高温専門です。暑い温泉に浸かると、その日は爆睡できるものですから。

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迎賓館こと作業小屋に扉をつけました

 やっと、迎賓館に扉を自作しました。構想を練って始めるまでがなかなかでした。残材だけで、如何に扉を作るか? 引き戸か開き戸か? どちらにしても、作業を始めなきゃ始まらない。

 先ずは片方の扉の骨組です。ホゾとホゾ穴を開けますが、片方ずつ作るのが味噌です。道具は、手引きノコとトリマーという、今まで使ったこともない電動工具です。トリマーは、亡くなった叔父の形見です。

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 中板は、全てはめ込み式です。板の端を細くしたり溝を掘ったりは、トリマーで加工できます。今回、トリマーが大活躍です。

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 木工ボンドをつけて、組み立てると、荷造り用のラチェットベルトで締め上げます。上部の窓には、最後にガラスをはめ込みます。上下の出っ張りは、補強用の木ネジを捻じ込んでから切り落とします。作業中に割れる事があるので、角材の端は長めにしておくのです。

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 ボンドが乾かないうちに、柱と鴨居の間に無理やり押し込みます。なぜなら、柱と鴨居が直角じゃないからです。なにせ掘っ建て小屋ですから!こうして一晩、ボンドの乾くのを待ちます。

 当然扉の角の直角は失われます。この形で改めて空いている方の寸法を測って、もう片方の扉の材料を切り出します。きっとこんな方法、大工さんはしないでしょうね。でも、オイラは柱が垂直であろうがなかろうが、鴨居が傾いておろうが、へっちゃらダス。

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 それで、両方の歪な寸法の扉を無理やり叩き込みます。ぎっちぎっちですが、なんとか納まりました。この後は、丸のこで5mm~10mmほど四隅を切り落せば、ばっちり、歪んだ柱と鴨居の間に、歪んだ扉が納まり、スムーズに開け閉めできるという訳です。

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 寸法の微調整ができたら、塗装です。

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 蝶番で扉を取り付けて、三角バネとフランス落としを取り付けます。

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 最後にガラスをはめ込みます。窓のスペースも歪んしまったので、ガラスも歪んで切り出します。廃屋から貰ってきたガラスを切ります。これぞ究極の現物合わせ!。ガラスを切るのも初めてでしたが、ガラス屋さんに切ってもらっていては、こんな事はできませんね。ガラスカッターは通販で600~1300円くらいです。灯油をカッター内に入れて切るのですね、最初は上手くできませんでしたが、何度が練習すると、上手く切れるようになりました。要領はペンを持つ角度と強さ、必ず一発で線を引くことでした。

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 取っ手にイワガラミの蔓を取り付けて、出来上がりダス。

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 この子キツネは、夏頃から兄弟で遊びに来るようになりました。一時間近くもオイラの作業を見学している事があります。ポロンでも、そんなに居てくれなかったのになぁ。