FIXの大窓を空けました
これまた貰ってきたガラス窓ですが、玄関の欄間に使っていたそうです。これを取り付けたのが、上の写真です。
下のこの壁面に取り付けようと春から思案していました。
実は、窓の額縁も貰っていたのですが、幅が太すぎて単管パイプの柱と壁の間に収まらないのです。思案の結果、付属の額縁をあきらめて、胴縁材と同じ角材で額縁を自作することにしました。
前回、扉の作成で溝掘りの技術をマスターしたので、難なく額縁を制作することができました。活躍したのがこのトリマーという電動工具です。高価な物ではないですが、一つ上の工作が可能になります。
内側の壁面で、窓の位置を決め、窓開孔部の四隅にドリルで穴を開けます。
開けられた穴をガイドに、外側から電動丸ノコで壁面を切断します。
丸ノコですから、四隅は、手引きノコで切り落とします。
ぽっかり、外壁に穴が空きます。
内側から、窓と額縁を収めますが、壁材を固定している胴縁を一旦外すなど、工夫が必要ですが、なんとか取り付けます。実は、柱と胴縁が邪魔していたので、この手順を思案するのに半年かかったのです。
窓を取り付けたら、外側からコーキング材で雨水対策をしておきます。通常の家屋なら、「板金水切り材」をあてがうのですが、誰も来ない迎賓館なのでコーキングだけで十分です。
ついでに、開閉式の小窓も空けて、換気もできるようにしました。開閉窓は溝を掘る必要が無く、蝶番で取り付けるだけです。但し、ロック機構が必要です。
ロック機構といっても、自転車のゴムバンドで止めるだけです。雨風対策は、先に窓の周囲にサランラップを貼り付け、次に窓の木枠の方にコーキング材をべっとり塗り着けてから窓を閉めます。一昼夜経ってから、窓を開くと隙間なくコーキン剤が充填され、窓の開閉と雨水対策が可能です。これ、ラジコン飛行機の制作技術の一つです、はい。
窓の下には、毎日のようにキツネ君が現場監督に来ていました。イヤ、昼寝に来ていました。
声をかけると。めんどくさそうに背伸びをして、まるで犬のような仕草ですね。
内壁材は来年のお仕事になりそうです。