レビ記講義

 

すっかり、ご無沙汰しております。

十勝連峰を眺めながら、十年を過ごすことができました。

ブログのヘッダと同じ景色を撮りました。いつも異なった表情を見せてくれています。

 

さて、新年は、レビ記講義を片手にスタートしております。

なぜか、この書もウクライナ色なんですね。早く戦争が終わるように祈るばかりです。

 暮から読み始めたレビ記ですが、まもなく読了です。レビ記が好きだというクリスチャンは、なかなかおられないと思います。読み始めても、途中で挫折するのではないでしょうか。ユダヤ教徒の方でも、この書を興味をもって紐解く方は少ないのでは?。本書は祭儀の方法を細かく指示する、いわば祭司のためのマニュアル本だからです。エルサレムの神殿は、現在崩壊したままで、祭儀を執り行うことができないから余計かも知れません。勿論、その他の食物規定や道徳律、ユダヤの例祭については、今でも意味があると思います。

 本書は「そしてモーセを呼び、会見の天幕から告げて言われた」から始まっています。前書「出エジプト記」は会見の天幕が完成したところで終わっているので、この書が、前書の続編であることが分かります。そして、いきなりへのささげものとその方法が詳細に説明されます。クリスチャンにとって、過ぎ去った歴史上の儀式や律法に興味を示せないのは、私もそうでしたが当然かも知れません。しかし、新約聖書を少しでもかじった者なら、レビ記に書かれた、祭りやささげものの規定が、イエスの最後の十日間・十字架・復活・昇天と調和していることを発見するでしょう。ですから、新約聖書の知識がない方にはお勧めできませんが、このような解説書を見ながら、難解な旧約聖書に挑戦するのも良いかも知れません。