ラジエターの荒らっぽい修理(PA66の接着)

久々の「荒らっぽい修理」シリーズです。(一部のDIYerのために)

 我が愛車「ステージアちゃん」のボンネットから煙がモクモク! 愛車と言いながら、一冬屋外に置き去りにしていたためか、ラジエターが凍結し穴が空いたようです。クーラントをケチったわけではありませんが、大阪育ちのステージアちゃんをマイナス30度の吹きっさらしでエンジンを一度もかけなかったのが良くなかったか。大阪に居たときにも、半田付けでラジエターの穴を塞いだ(その時はサビで穴が開いた)ことがあるので、今回も簡単に修理できると高を括っていました。

 ところが、どっこい今回は、鉄部の穴ではなくプラスチック部が裂けていました。とても厄介な状態です。

 ラジエターの「アッパータンク」「PA66」というナイロン系プラスチックで、通常のエポキシボンドでは接着できない難接着素材だと知りました。

 先ずは、ボンネットとバンパーをすべて取り外しましたが、損傷箇所が確認できませんでした。

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 ボンネットを止めているFRP制の「ボンネット止」を前方に引き出すと、なんとラジエターの上部プラスチックカバー(アッパータンク)が破裂していました。

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拡大↓

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アッパタンクはプラスチックです。最初はラジコン用に買っていた、耐熱エポキシボンドとグラスシートで修理しましたが、簡単に剥がれてしまいました。

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f:id:solachi:20180318144340j:plain勿論、接着時には凍裂部分をマスキングテーブで覆ってゴミが入らないようにしてから、周囲をサンディングします。

しかしながら、エンジンをかけてラジエター温度と内圧が上昇すると簡単にグラスシートごと剥がれ、ラジエター液が吹き出してしました。

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そこで、凍裂した部品をよく見ると>PA66-GF30< と刻印されています。

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 ネット検索でPA66は、プラスチックの種類で「ナイロン66」と呼ばれ、難接着素材であることが分かりました。GF30はグラスファイバーが30%含有するという意。SAEはたぶん自動車関連標準規格(Society of Automotive Engineers)の略。早々に接着剤メーカーにPA66の接着剤を問い合わせましたが、そのような製品は無いとの回答でした。

 半分あきらめかけましたが、「スリーボンド2082C」という接着用途の広いエポキシ接着剤を見つけました。勿論ナイロンは用途外ですが、ダメ元で試してみました。

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 方法ですが、接着剤を予め全面に塗布し、グラスシートを貼ってからサランラップで押さえつけ、表面をできるだけなめらかに仕上げます。気温が低くかったので24時間以上経過してから、さらに接着剤を全面に2回積層しガチガチに固めます。

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 廃車済みのステージアだから、こんな修理も有かな? 今のところ、エンジン温度を上げても、剥がれたり蒸気が出たりという事はありません。但し、ボンドで修理した車で長距離を走るのは危険かも知れません。

 あんなこんなで、ゆっくりと田舎暮らしの時間が流れていきます。

大雪森のガーデン

 スバルの無資格者検査のリコール旭川まで行ってきました。ちょうど今日株主総会があってCEOが辞任したとか。でもリコール検査でキャッシュバックがあったので、2泊できましたよ。だって旭川まで片道100キロ、点検検査に5時間かかるんだもの、一日では済ません。北海道は、広い上に人口が少なくなっているので、ディラーを減らしているのだそうです。

 大雪森のガーデンは旭川から無料の旭川紋別自動車道と通って約1時間半です。

ちょうど花は真っ盛りでした。

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 私は作られたガーデンの花より、ハウチワカエデの花を初めて見ることができ、大満足でした。

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 当麻町比布町愛別町→上川町 周囲は牧草地帯ですf:id:solachi:20180602152033j:plain レストランMIKUNIは愛別岳を眺めながら、ゆっくりとコースランチを楽しむことができます。いつも行き当たりばったりのsolachi旅にしては、久かたの当たりレストランでした。(当日でも予約したほうがいいです)

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リモートカメラ、そろそろ薪作り始めっか。

 今シーズンも焚きに焚きましたよ。ひと冬でこのコンテナ8基分です。実は少し残っていたのですが、ここ数日の寒さで全部使い切りました。

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 昨年、横爺に手伝ってもらって作った、フロンフォークです。普通はトラクター後方の3点ヒッチに取り付けるのですが、頚椎症で後ろを向いての作業が辛いので、フロントローダーに取り付けるように加工したものです。

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 ところが、運転席からは、ボンネットが邪魔してフォークの先が全く見えません。

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 コンテナ下部の狭い隙間に、フォークを差し込むのですが、何度も運転席から降りて位置を確認しないと、うまく差し込めません。フロントローダーは垂直動だけでなく、上下の角度も自在に変えられるのですが、それがアダとなって地面に突き刺さったり、コンテナの隙間の上に刺さったりするのです。ひとり助手が居れば、なんてことない作業なのですが、そうも行かない。

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 そこで、去年から色々考えました。鏡を取り付けるとか、カメラを取り付けるとか。帰阪の折に、電気街で防犯カメラやマイクロカメラ、ネットカメラなども物色しましたが、配線や機材など、どうも大げさになります。

 ところで、昨今のコンパクトカメラはWi-FiBluetoothで画像をパソコンに送信できるのですね。スマートフォンもそうなのですね。カメラのリモート撮影というのは、ずいぶん以前からあったのを思い出し、もしやと思って試してみました。数秒のタイムラグはありますが、なんとか実用にできそうです。

 DIYといういう程ではありませんが、フロントローダーに100均のL金具でカメラを取り付けて、カメラのメニューからワイヤレス通信をon。

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 運転席でiPadのアプリを開くと、リアルタイムでフォークの先端を見ることができました。

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 スマートフォンでも同じことができます。手持ちの機材で、なんとか解決しましたが、万能ではなかったです。カメラは単眼なので、遠近感がありません。文章では表現しにくいのですが、上下に離れているのか前後に離れているのか、判別できないのです。全く見えないよりはマシですが、作業になれるしかないで様です。

 これで、薪運びの準備はできました。

 さあ、これから薪作りを始めます。冬に伐採したカラマツ20本が待ってます。細い太いはありますが、いずれも60年生、樹高30メートルのカラマツです。

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 ああこれ、再来年の分です。来シーズンの薪は既にできてます。

松ぼっくり?

 春に撮ったカラマツの新芽です。若葉と雄花が下向きについています。カラマツは落葉針葉樹で毎年、落葉するので葉っぱの色が鮮やかで、盆栽にも人気があるとか。

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 こちらは、今日撮った雌花(球果)です。もっと若いものでは赤いらしいのですが、まだ見たことがありません。松ぼっくりも、もう一度よく観察してみると面白いかもしれません。

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今年は大納言

 先日、最高気温が30度を超えたのに、昨夜の最低気温が5度まで下がりました。一度、薄着になって衣替えしたところなのに、またまたフリースを取り出して、薪ストーブ焚いています。

 今年の畑はちよっと休憩して縮小ですが、何も作らないのは寂しい。そこで、いつもの小豆は品種を変えて「大納言小豆」に挑戦です。直播きは「種バエ」の餌食になるので、苗を育てることにしました。

 くん炭培土の作成

 「種蒔き培土」と「くん炭」を用意します。

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 最初は等量ずつ配合しましたが、水持ちが悪く毎日水やりしないといけませんでした。逆に培土が多すぎると、湿気て豆が傷むようです。発芽しやすいのは培土:くん炭=6:4くらいでした。

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 セルトレーに2~3粒入れて、上から培土をふりかけておきます。

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 今年は、ビニールハウスも休憩です。ビニールを張らずに、トンネルで苗を育てました。数日で発芽し、2周間で定植しました。ハウス内は昨年収穫した燕麦を緑肥として播いています。

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再び「かんの温泉

 ご近所さんと行った「かんの温泉」、泉質があまりに気に入ったので、今度はケロミを誘って一泊しました。新緑がきれいです。

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 道路脇に、何やら大きな葉っぱが、あちらこちらで見かけました。

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 車を止めてみると、なんと水芭蕉でした。小さなかわいい花だと思っていましたが、巨大になるのですね。

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 一泊2食付き1万円は、秘境温泉としては割高ですが、日帰りはもったいない温泉です。

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 前回も書きましたが、かんの温泉は数種類の泉源があり、小さな湯船ですが色々な温泉を楽しめます。今回、宿泊して初めて入ったのが、足元湧出の「イコロ,ボッカの湯」です。他の湯船と違って宿泊棟の中にあるので、分かりにくい所にあります。勿論、日帰り客でも入れるのですが、男性専用日と女性専用日があるので、日帰りでは入れる確率が50%です。足元湧出ですから、岩風呂の底からブクブク温泉が湧いています。おしりから熱くなる、まさしく「源泉かけ流し温泉」の独り占めは最高でした。

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季節に追われて

 5月も天候に恵まれ、どんどん季節が進みます。雪融けがつい先日だたのに、もう草はボウボウです。オオジシギの急降下音を聞いたかと思えば、アゲ雲雀が鳴き。ウグイスが鳴いたかと思えば、春蝉が朝から騒がしくなりました。今はカッコーが早く種を播きなさいと、せかされています。まったく季節に追われている様な感じ。

ビオラ

玄関先こぼれ種からは、毎年異なった配色の花が咲きます。砂利の上でもおかまいなしに増えるので、楽しみです。

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山ウド

 山菜採りもたけなわですが、山ウドは、もうしばらく採れるようです。といっても、山ウド採りは今年が初めて。ウドの香りが好きですが、スーパーでバックに入っている軟白ウドしか見たことがなかったので、山に入ってもはてさてどれがウドやら分かりませんでした。ご近所さんに尋ねたら、パック入りのウドを買ってきてくれましたが、葉っぱが付いていないので、参考にならず。

 とりあえず、自生している場所を教えてもらい、それらしい物を探してみました。

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 どれだか分かりますか? 茎を折って匂いで確かめてみました。

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こちらも、ウドに似ていますが、匂いがしませんし、葉っぱの形も少し異なります。

 で、この日の収穫です。オーソドックスに若芽は天ぷら、茎は酢味噌あえでいただきました。

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HATTORI号

 友人から貰った、フルスクラッチビルドの電動飛行機です。5S-2600mahのリポバッテリーを新調して飛ばしてみました。初飛行は風が強かったせいか、あおられて舵が効かず危うく落とすところでしたが、なんとか回収。2回目はほぼ無風状態で飛行、最初が嘘のように素直に飛んでくれました。軽く作られているので、滑走距離が短く、沈下率も高いので着陸も容易でした。

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ぶらり温泉旅(3)

クリオネ

 実物を見たのは初めてです。ウトロのホテルの水槽に大量に泳いでいました。

知床五湖

 知床はゴールデンウィークからが本番。連休前は混み合っていないだろうと、思い立っての温泉旅でしたが、知床横断道路も開通していないし、観光船も夏しか岬先端まで運行していません。次回は夏に行ってみようと思います。

 それでも知床五湖は少しだけ、見ることができました。クマ対策のレクチャーを受けないと入場できません。観光客も私達二人だけでしたが、熊さんも来ていませんでした。

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 半分は木道が整備されていて、熊よけの電線も張ってあるので、レクチャーなしで入れます。

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 午前中だけ知床観光して、次の目的地へ。

 途中の道路工事現場で、目を疑う光景に出くわし、車内から思わずシャッターを切りました。重機が宙吊り状態で作業していましたよ。車が通る時は作業を中断するようで、見学する暇はありませんでした。

 

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途中の清里町では、きれいな独立峰「斜里岳」を見ながら、最終の川湯温泉へ。

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川湯温泉

 川湯温泉は、加温加水なしの源泉かけ流し温泉です。PH1.5の強酸性温泉で、アルカリ性温泉のようにヌルヌルするのではなく、肌がツルツルになります。私は肌に合わなかったのか、長時間浸かっていると、日に焼けたように真っ赤になりました。手もガサガサになりました。翌日、観光協会で聞くと、湯あがり時には、真湯で温泉成分を洗い流すのだそうです。

 温泉の写真はありませんが、温泉街の一コマです。

白樺の木が、あれっ? なんか変!

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あちらの白樺には、変圧器までついている!

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ヌマさん宅訪問

 最終日は、川湯温泉から弟子屈を通って高速が来ている阿寒に向かいました(阿寒と阿寒湖は大分離れています)。阿寒にはブログ友の「ヌマさん」がおられるので、お邪魔させていただきました。移住先輩の色々なお話しを伺うと共に、回復したクルル君が、出迎えてくれて楽しい一時を過ごすことができました。ありがとうございました。写真を撮り忘れたのが残念でしたが、それはまたの機会に。

ELF

 こちらは、最近始めたハンドランチグライダーELFです。手投げグライダーですが、DLG(Discus Launch Glider)といって、翼端を持って円盤投げのように投げ上げます。ソラチ菜園は急傾斜なので、スロープソアリングも可能です。風向きさえ良ければ、いつまでも飛んでいます。youTubeで"DLG"で検索するとすごい動画が出ています。

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