十勝連峰 ぐるっと温泉旅
ミズナラのドングリが沢山できていました。熊の好物だそうですが、近くに来ないでよぉ。
このところ雨が多くて、野良仕事がはかどりません。
そこで、十勝連峰をぐるっと一泊、温泉巡りへ。
先ずは、吹上温泉
源泉57.8度がそのまま湯船に入っているので覚悟して入浴します。熱いのは表層だけと言っても、かき混ぜて47度ありました。1分も浸かれないですが、数回入れば癖になる「いい湯」でした。近頃、観光客が多くて敬遠していましたが、この日は常連さんだけ、世間話に花が咲きました。ケロミさんは近くの白銀荘へ。
いつもきれいに清掃されていて、気持ちいい露天風呂です。管理されている皆様ありがとうございます。
東川町から近道を、雨の境目に追われながら、一路大雪山方面へ。(道路の向こう半分が大雨で、手前が晴れていました)
層雲峡温泉で一泊。ここも「源泉掛け流し」と標榜されていますが、ホテルが乱立。一つのホテルに複数の大浴場や露天風呂が設置されています。湯量がとても少ないのが気になって「もしかして循環ですか」と尋ねたら「はい循環です、塩素も入れています」、と複数の従業員からの回答。フロントで「ホームページの記載と異なりますね」と尋ねたら、副支配人が「源泉掛け流しです」の一点張り。喧嘩しにきた訳でなし、値段の割にタラバガニ食べ放題だったし、ここは温泉より宿泊が目的だったので、あっさり納得したふりしました。まあ、有名所はそんなもんでしょう。
翌日はロープウェイとリフトを乗り継いで、大雪山黒岳トレッキングを楽しんで、下山。R273を南下、地図で示されている幌加温泉へ行ってみました。
たどり着いたら、なんと湯船が空っぽ「草だらけ!」
諦めて、帰ろうかと思ったのですが、何故か、来た道とは反対側に曲がってしまいました。すると、なんともう一軒温泉があったのです。しかも「しか」が近寄ってきました。
まるで奈良の鹿みたい!
ここは泉質の異なる複数の源泉が楽しめます。湯量も多く、間違いなく源泉掛け流しです。但し、吹上温泉と同じく混浴で、ご婦人には辛いかも知れません。
他にお客さんが居ないので外風呂は、それこそ鹿や熊が出ないか、あたりを気にしながらの入浴。カルシウム泉で、湯船の表面は真っ白のモルタル状ですが、濁りが全くありません。温度は室内風呂よりやや低い感じですが、とっても気持ちのいい湯でした。(ケロミとポロンは車内で、鹿くんとにらめっこだった)
さらに国道を南下すると、夏季のみに現れる「幻の橋」タウシュベツ川橋梁を見ることができました。
最後は幌加温泉に入れなかったケロミさんのために然別温泉に入って、遅い昼食をとって帰宅、約300キロの旅でした。