スバル・アウトバックBS9のハブボルト交換

サクラ散っていました

 やっと連休が終わって、道路の混雑も解消したので、桜の名所「静内二十間道路」へ行ってきました。・・・が、見事に散っていました。残っていたのは、唯一この1本だけ。

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 富良野からわざわざ150キロ走ってきたのに、残念でした。一泊したので、静内の夕日を見ることが出来ました。ここの「バフンウニ丼」は、天売島のウニより美味しかったです。

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 日高は、さすが馬の産地だけあって、どこを走っても牧場ばかり。

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 翌日、帰って来た我が地域の桜は満開でした。桜の名所は、どこでもサクラより人とゴミの方が多く、閉口するものですが、ここはひとっこひとりいません。わざわざ遠いところへ行く必要はないのですが、あまりに閑散としていても、ここでお弁当食べる気が湧いてこない・・・・・・のはなぜだろう?。花見は人がいないと寂しい?

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     (以下長文、同様の作業をお考えのDIYerのために)

ハブボルト交換 

 毎年、連休の前後は夏タイヤへの交換時期です。静内への長距離ドライブを前に、タイヤ交換していたら、タイヤを固定しているボルト(ハブボルト)ネジ山が潰れてナットが回りづらくなくなりました。旅行を明日に控えていたので、無理やり座面までねじ込んでドライブを強行。途中、スバルやオートバックスに立ち寄ったのですが、いずれも長時間の待ち時間になるとの事であきらめざるを得ませんでした。そこで、スバルのディーラーで純正のボルトとナット1対を購入し、自分で修理作業に挑戦することにしました。

 ネットで交換手順を調査

 はじめての作業です。ブレーキ周りをいじるので不安でいっぱいです。先ずは、ネットで情報収集ですが、同型車の情報はありませんでした。車種によって多少構造が異なるようなので、3~4の記事や動画を見てから作業にとりかかりました。

① タイヤの取り外し

 壊れたネジを無理やり締め込んだので、タイヤを外す時にとても苦労しました。付属のタイヤ交換レンチでは、トルク不足でナットが回りませんでした。下手するとボルトごと折れそうでしたが、レンチをパイプで延長して、なんとかタイヤを外すことが出来ました。

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② ハブボルトを交換するには、デイスクローター(ディスクブレーキ)が付いている「ブレーキドラム」を外さなければなりません。そのためにはブレーキパットを収めている、緑矢印「ブレーキキャリパー」を取り外します。赤矢印は「ブレーキドラム」を外すときに必要になる「サービス・ホール」です(後述⑧)。

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 ネジ山がなめたボルトです。一度無理やり締め込んで、再び無理やり外したので、ネジ山が完全に無くなっている。再びねじ込むことは不可能で、もはやタイヤを固定することはできない。ここまで来たら自分で修理するしかない!。

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③ ブレーキキャリパーを上から見たところ

 キャリパーは上下のボルト2本で固定されています。また、短い油圧ホースが接続されているので、キャリパーを外したときにこのホースを損傷しないように、予めキャリパーを紐やワイヤーで吊るしておく必要があります(次写真)。その他、配管・配線がたくさんあるので、十分気をつけて作業します。

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④ キャリパーを紐で吊るす

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⑤ キャリパーを固定しているボルトも、相当なトルクで絞まっているので、レンチをパイプ等で延長する必要がありました。

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⑥ この車種の場合、電動パーキングブレーキなので、ブレーキキャリパーにモーターらしきものが付属しており、その配線コネクターが有ったので、それも引き抜いておきました。それが後で問題発生!。

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⑦ ブレーキキャリパーを外してぶら下げたところ。外す時に少し抵抗がありました。ブレーキパッドとディスクは、ほぼ接触していてキツキツ。元に戻す時、はめ込めるのか心配でしたが、押し込むとなんとか戻りました。これ、吊るす準備をしておかないと、キャリパーはかなり重いので焦ると思います。

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⑧ ブレーキドラムを外す

 車種によっては、手で外れるようですが、ドラムが奥の円盤に固着しているので、このままでは外れません。②の赤印の「サービス・ホール」には、8mmのネジが切ってあるので、適当な8mmのボルトを締め込んで外します(手元になければ買いに行くしかありませんよ)。ネジ穴が錆びていたので、556やブレーキクリーナーで清掃してからボルトを差し込みました。この時、ドラムが回ってしまいます。後輪の場合パーキングブレーキを引くか、他のハブボルトにテコをかまして回します。その場合、写真にはありませんが、ハブボルトを傷めないようにタイヤナット(ホイールナット)を被せておきます。少しずつ締め込んでいくと、パキッとドラムの固着が外れる音がするので、その後は手で外せます。

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⑨ ブレーキドラムを外したところ。

 ここまでくれば、八割方成功です。ブレーキドラムの奥に円盤(これがハブか?)が見え、ハブボルトが刺さっています。通常、この周りにドラムブレーキ機構が取り巻いていているのですが、この車種は存在しません。電動パーキングブレーキのため、キャリパーに取り付けられていたモーターがその役割を果しています(⑥)。フロントハブと同様にシンプルな構造です。ハブボルト後方には、十分なスペースがあるので、壊れたボルトをハンマーで叩き出します。

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⑩ 壊れたボルト

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⑪ ボルトの付け根とハブ穴には、「スプライン」と呼ばれる回り止めの縦溝が掘られています。新しいボルトを入れるときは、この溝を壊さないように慎重にはめ込みます。

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⑫ 新しいボルトとナット

 ディーラーで分けてもらった純正のハブボルトとホイールナット。両方で560円でした。

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⑬ ボルトの打ち込み

 新しいボルトをハブ穴にはめ込みますが、ここまでしか手で入れることが出来ません。整備工場では油圧工具や専用バイスを使うようですが、スプラインの噛み合わせと直角を確認しながら、スペーサをかませてホイールナットで締め付けて挿入します(次の写真)。

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⑭ 新しいボルト・ナットを傷めないように、慎重に締め付けなければなりません。写真にあるワッシャーやナットは、ボルトより少し太い物を、単にスペーサー代わりにしているだけです。 新しいナットが十分にねじ込める様に、ワッシャーの枚数でネジ先の量を調節します。

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⑮ スプラインの所に潤滑剤を挿して、少しずつ慎重に締め込みました。ネジ山が舐めるのじゃないかと思うくらい、かなりなトルクが必要でした。

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⑯ ねじ込み終了、これで完成(⑬と比較)。後は元に戻すだけ。

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⑰ タイヤを取り付けてから問題発生! パーキングブレーキ警告音と共に作動しなくなりました。さては、⑥の配線コネクターを抜いた為か?。もう一度コネクターを点検しましたが、改善されず、写真の「接点復活剤」なるものを吹き付けて、解決できました。単なる接触不良でした。

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作業を終えて

 雪国では、シーズンごとにタイヤ交換をします。在阪中は、タイヤ溝が無くなったときだけ、しかも自分でタイヤ交換などした事などありませんでした。移住してからは、毎年2回、しかもケロミの軽四と農業軽トラ、工具箱になってるステージアちゃんと合わせて4台の車のタイヤ交換ですから、年間36本のタイヤを交換していることになります。腰の痛みに耐えながらの作業ですから、慣れているとは言えぞんざいな作業になっていました。

 他のボルトやナットのネジ山も、相当に傷んでいました。農業機器のターンバックルなどは、砂や泥にまみれたままねじ込んで大丈夫です。その代わりグリスアップされているのですが、乗用車の部品はとても繊細だと分かりました。ネジの交換時には砂や泥が付着しないように気をつけて、サビをブラッシングしたり、クリーナーで清掃してから締め付けないと、思わぬトラブルを招きますね。

 

 

今日は何の日

 連休も前半が過ぎようとしています。今回は、珍しく3日連続のブログ更新です。次男夫婦が久しぶりに遊びに来てくれたので、観光案内に忙しかったのですが、今朝は早朝に彼らを見送って、その後地域の焼き肉パーティー、午後は野良仕事とハードな一日でした。

 富良野地域のゴールデンウィークは、雪が融けて畑が乾く頃で、農作業が本格化します。基幹産業に携わる人たちは休暇どころではありません。。農家さんのトラクターは雨にもかかわらず稼働していました。農協も普段どおりの営業をしていたので、「トマト」「えだ豆」「大根」の種を買って帰りました。

 ところで、今日は何の日? カレンダーを見ると「即位の日」と書いてありました。昨日は「退位の日」と書いてありました。なにやら引っ込んだり出たり、忙しい人達がいるようです。でも、連休ボケ、いや老人ボケしたオイラは、自分が食うことだけで頭がいっぱいの欲ボケジジイです。誰かに寄り添ってほしい人なので、今日は何の日かは無視です。いや今日はムシです。

 「今日なんて無視!」ではなく今日はムシの話」。

以下に気分が悪くなるムシの写真がありますので、ご注意ください。 

今日は虫の日

 3年熟成のクソ!、いや失礼いたしました。堆肥がそろそろ出来上がってきたので、ビニールハウス2号にばらまきました。軽トラ2杯分。

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 ちよっと堆肥の量が多いですか? 素人なので加減がわかりましぇーん。

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 そうした所、なにやら大きな幼虫がゴロゴロ出てきました。最初の数匹は、かわいそうに思い、我を忘れ、堆肥にまみれながらも、虫くんたちに寄り添うべく、脇に除けてやりました。

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 大きさは、このくらい。昔、子供が飼っていたカブトムシの幼虫に似ています。最初は脇に除けましたが、きりがないので寄り添う気持ちはどこへやら、後はそのままロータリーをかけました。ゴメンナさい。

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 念の為、ネットで調べるとクワガタムシの幼虫のようです。鑑別は、頭部がややオレンジ色であることと、決定的な違いは肛門のシワで、横に割れているとクワガタムシ、で、カブトムシは縦に割れているそうです。←訂正:全く逆でした。文末に訂正分有り。

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 クワガタの雄は成虫ならカブトムシより人気があり、高値で売れるそうです。最初に調べてからローターをかけるんだった。もしかしたら、オイラのクソの山、いや失礼しました堆肥の山は宝の山かも知れません。

 今日はクソの日、いや失礼しました我が畑のムシの日でした。皆様、連休開けもお身体に気をつけて、お仕事ガンバッテください。

 この3日間の報道を見ていると、こんな事など言えなくなる暗い時代の幕開けかと思えて来るのですが、欲ボケジジイの思い過ごしてあって欲しいと願います。

 

訂正です。

お尻の割れ目を逆に読んでいました。肛門が横に割れているのはカブトムシでした。また、堆肥を餌にするのもカブトムシで、クワガタは朽ち木にしかいないということです。

高圧洗浄機完成

 雪も融け、フキノトウもほぼ蕾が開きました。 今日のカレンダーには「退位の日」と書いてありました。テレビはどのチャンネルも、平成最後の日だと言ってました。昨日は「昭和の日」とカレンダーに書いてありました。明日は何の日だったっけ???・・・思い出せません、オイラ連休ボケしたのかなぁ。いやいや老人ボケでしょう。

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 そう言えば、近所にこんなお店があります。懐かしい看板ですね。まじめに一生懸命、営業なさっていたのでしょうね、年月を忘れるくらい奇麗に保存された看板です。現在はお住まいになっていないようですが、家屋も大切にされているようです。近々、ドーナツ店として再利用されると聞いています。DIYerとしては「引退しないでガンバッテね」と言いたいです。

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高圧洗浄機の制作

 それで、楽しくボケようと、天気もいいし、大好きなDIYにとりかかりました。これは、ヨコ爺から頂いた動力噴霧器(動噴)です。

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 こちらもカン爺から頂いた発動機です。

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いずれも既に引退している年代物ですが、昨年11月に動作試験をしています。 

 この二つと、受水槽を組み合わせて高圧洗浄機に再生しますが、総重量は300Kg以上になります。そこで、先ずは機材を載せるパレットを、廃材から制作しました。パレットごとラクターのフロントフォークで運ぶためです。

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 組み合わせて、完成したのが、これです。

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 苦心したのは、手前の棒状の噴射ノズルとホースです。当初市販の散水ノズルを使ったら、プラスチック部品が一発ですっ飛んでしまいました。動噴の最高圧は4.0Kgf/cm2となっています。f:id:solachi:20190416134722j:plain

  ホームセンターに駆け込んだら、高圧洗浄器用のノズルとホースはそれぞれ数千円以上、両方買うと2万円近くします。その横にはケルヒャーの電動高圧洗浄機がセット価格2万円台で売られていました(汗)。もちろんDIYを楽しむには、多少の軍資金が必要ですが、全てお金で解決するのは、DIYerの羞じです。使われていない歴戦の勇士を、如何に低価格で再生するかが楽しいところです。そこで、ノズルはビニールハウスの直管が余っていたので、150円の直管継ぎ手とホースニップル、先端にはそこいら辺にあったボルトを溶接して噴射ノズルを自作しました。ホースはメーター313円の耐圧ホース(1.0Mpa)を5m買って来て試すことにしました。

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 噴射試験は、1シーズン頑張ってくれた除雪機の泥落としと、軒下に蜂の巣があり、どうも今般、女王バチが御退位あそばしたようなので、これを除去することにしました。大事に守られた看板や家屋は、さらに次の役目を担うようですし、中古の除雪機はまた次のシーズン頑張っていただこうと、感謝をもって清掃することにし、蜂の巣は粉砕することにしました。

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市販の廉価な高圧洗浄機に比べて、圧倒的に水量が多いのと、電源や水源がなくても使えるのがメリットです。トラクターでないと運べないのがデメリットですが、泥落としだけでなく、作物の冠水や薬剤を入れれば、サクランボ等の樹木の防除にも使えそうです。 田舎暮らしの楽しみがまた一つ増えました。 

Double Diamond First flight

 連休に突入、前半はいい天気です。カレンダーには昭和の日と書いてあります。

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 樹木の冬芽を採取して同定、春からのガイド活動に備えました。ミズナラ、ミズキ、ヤチダモやマツ類を採取しました。同定が終わったら、生花ならぬ生け枝にしたら---。

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ヤナギが開いて花粉を飛ばしそうになりました。

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 ダブルダイヤモンド初飛行

 前回の記事の通り、ダブルダイヤモンドが完成し、初飛行を迎えました。最近はケロミの撮影技術も上達し、ジジイの道楽に付き合ってくれています。  

 次回は、既に完成しているファルコンですが。ちょっと自信がない。 

solachi.hatenablog.com

 

 

 

OS FS-60 4サイクルRCエンジン

 近隣の畑です。青く見えているのは、アキコ(秋蒔き小麦、うどん用)で、秋に種を蒔き、越冬して夏に収穫します。雪が溶けた所は、すでに青々としています。

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ダブルダイヤモンド 

 今季は、ファルコンに続く2作目です。この機体、実は3代目!1代目は知人に作ってもらって、よく遊んでもらいましたが、嫁いでしまいました。2代目はメカトラブルで大破、それで3代目です。オールドタイマー機で、ゆっくり飛びます。2~3回も飛ばせば、すぐに飽きるのですが、なぜかまた飛ばしたくなる不思議な飛行機です。手放しても、壊してもまた欲しくなる、チキンラーメンみたいな飛行機と言えば、気持ちが分かってもらえるかも知れません。

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  それで、この機体に搭載するエンジンを探していたところ、やはりちょっとクラシックなエンジンをオークションで見つけました。

OS FS-60

 メーカーによると、1976年から発売した世界初の量産型4サイクルエンジンだそうです。http://www.os-engines.co.jp/65th/65_engines.htm 

ロッカーアームがむき出し(オープンロッカータイプ)になっていて、昔っぽさが残っています。

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 ネットを検索してみると、発売後期のMK3だと分かります。それにしてもネット上のマニア情報は豊富ですね。https://static.rcgroups.net/forums/attachments/3/8/1/7/4/a7365643-106-OS%20FS%2060%20story.jpg

 クランクケースの後方プレートには、ブリーザーニップルが付いています。4サイクルエンジンなので、クランクケースに漏れ出た燃料(ブローバイガス)を、ここから放出します。f:id:solachi:20190331135205j:plain

 マフラーが付いていないので、燃料タンクへのプレッシャーをここから取ることもできますが、本来の使い方ではありません。機体を上に向けたときエンストする場合は、メインニードルを緩めて、濃いめの空燃比で運転します。昨今の高性能エンジンには、燃料ポンプが付いているので調整は簡単ですが、昔のおっさんマニアは、よく機体を上に向けたり、下に向けたりしてエンジン調整をしていたものでした。  

 テストベチでの試運転は、一発始動で低速回転も安定していそうです。

 機体のダブルダイヤモンドも、もうすぐ完成です。The first flight is coming soon.