東都自動車工業さんで車検整備

初雪が朝日で融けました。

 と、リビングに現れた光のゆらぎ

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 幼い頃、毎朝目覚めると、いつも壁や天井に光がゆらいでいました。家が川のそばに建っていたからです。 

 懐かしい光だなぁ。

でも、この正体は手摺りに落ちる雪解け水でした。

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ユーザー車検

 現役中は時間が無く、車の整備など長らくご無沙汰していました。車検はディーラーに任せっきり、タイヤ交換さえ自分でやる事はありませんでした。しかし退職後は農機具を扱うようになり、がぜん機械いじりに自信がついたのです。

 ケロミの軽四が3年目で、新車3年目の車検はほぼ無整備でも通ると思いユーザー車検に挑戦してみました。

 無整備と言っても、点検整備は義務付けられています。正確には無調整と言った方が良いかも知れません。車検時には24カ月定期点検整備記録簿を提出するのですが、後整備と言って、提出しなくても受検できます。ただし、提出しないと新しい車検証(自動車検査証)に「点検整備記録簿記載なし」と印字されるそうです。それで暇に任せ、ネットで調べながら点検整備することにしました。

 実際の点検作業より、ネットで調べる時間の方が多かったかな? 調べ始めてからかれこれ2週間はかかりました。記録簿は車の購入時に、取説と一緒に添付されているもので良いのですが、その項目は汎用の記録簿と同じです。すなわち、その車に存在しないシステムも載っていたり、分解整備の方法がそのメーカー特有のものがあったりして、一筋縄ではありませんでした。存在しない機構にチェックを入れるわけにもいきません。一時は、挫けそうにもなりましたが、そもそも点検整備は使用者本人がやって良いし使用者本人なら資格も必要ありません。そして、記録簿をよく見ると全て目視か手作業でパイプやベルトの破損、オイル漏れがないかどうか確認するだけです。難しいのはその機器がどこにあるのかが分からないのです。しかし、最近はネットで細かく紹介されています(タイミングチェーンはエンジンをばらすのかと思いきや、ハンドル下の診断コネクターを短絡することで点検できることも発見)

 それで、定期点検整備記録簿を提出して、一発合格と思いきや・・・・・・

ヘッドライトの光軸が左右とも「×」となり、一発不合格!

 「えぇぇ~? ライトの光軸なんて、点検整備の項目にありませんよ」。定期点検整備記録簿の点検項目と、自動車検査場の検査項目が違うのだと、この時、初めて知りました。ちなみに、ウインカーやストップランプ、クラクションやワイパー動作なども24カ月定期点検整備の項目にはありませんが、検査場ではバッチリ調べられます(運行前点検ですけどね)。むしろ記録簿の大半を占める燃料・廃ガス・油圧系の配管やバルブなどは、ボンネットを開けて10秒ほどの目視で終わってしまいます。その後は、測定機器によってそれらの機能をチェックするだけで、全行程10分ほどで終わりですが、一項目でも不都合があると新車検証を交付してくれません。ただし、当日の時間内なら、3回まで再検査を無料で受けられます。しかし、光軸調整なんてどうするんだ?検査料云々と言うより、旭川まで100キロ、2時間かけて、もう一度出なおしなんて辛すぎるY(>_<、)Y。

 点検整備記録簿の項目ばかりが気になって、新車3年目なので、不具合などあるはずがないと思い込み、車検当日のことは調べていなかったのです。

 テスター屋さんへ直行

 まさか、不合格になるとは。点検整備の項目になかったので、にわかに光軸調整の方法が分からない。しかし、そこは用意周到、不合格になった時の準備として、検査場近くの「テスター屋さん」なる自動車整備工場を検索していました。これもネットのお陰です。それで、ネットで車検代行をPRしている近くの某整備工場へ直行しました。が、「今日は冬タイヤの交換が忙しく、ユーザー車検の整備はできません」と素気なく断られましたY(>_<、)Y。他の整備工場を紹介して欲しいとも頼みましたが「知りません」と冷たくあしらわれました。

  万事休すと諦めかけたところ、道路の反対側に「東都自動車工業」<カーリペア・板金・整備>の看板が見えたので、ダメ元で飛び込みました。受付の女性に事情を話したところ、少し時間がかかりますが引きうけるとのこと。ここも、タイヤ交換や車の修理などでお客さんの出入りがひっきりなしでした。それでも30分ほど待って作業時間15分で調整完了!。  お陰様で、再検査で無事合格しました。

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 旭川の「東都自動車工業(株)」さんですが、所長さんらしき方や工員さんの応対が、とても親切丁寧なのです。私のような飛び込みの一見客、しかもユーザー車検不合格というケチで、畑仕事のまんまの長靴男への応対とは、とても思えないほど丁寧なのです。「車検証を登録しますので見せて欲しい」と言われたので、初めての客だというのも分かっていたはずです。なのにお得意さまのように扱われたのには驚きました。 工賃が高かった?、いえいえとんでもない、あとでお礼に伺いたいほど超良心的でした。それで社長さんらしき方にお礼を申し上げ、社名と写真掲載の許可を頂きましたので、今回アップさせて頂きました。

 初めてのユーザー車検、楽しい感謝の一日となりました。

 

 追加

光軸調整の方法:さっそくネットで調べました。知っていれば以外と簡単そうです。光軸の調整方法  オフロードみたいな所で乗っていると、新車でも光軸がづれるそうですY(>_<、)Y、

明日から冬~! だそうです 

日増しに紅葉が深まる中、2日続きのポカポカ日和。

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 明日から、急激に気温が下がって「平地でも雪が降る」そうです。この寒暖の差が北海道です。

 出前授業

 そんなポカポカ日和の中、solachi菜園が協力している、NPO企画「伝統農法の復元と継承」?の一環として、 地域の中学校へ「棒積みニオのボッチ作り」「米俵の桟俵作り」の体験授業を手伝ってきました。

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 賢い中学生にフォローされながら、盛り沢山の実習を終えることができました。

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 桟俵も立派にできました。

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 一方、今日は別の中学校で、富良野市東京大学北海道演習林の協同事業のお手伝いもありました。さすがにこちらは「学習指導案」「サブテキスト」「タイムスケジュールと担当」などが綿密に練られており、我々アシスタントとの打合せも事前に十分行われています。今日は追加の「実習教材」と「参考資料」が生徒さん達に配布されましたが、この実習教材は私達も欲しくなるほどのアイデア教材でした。

 いずれの中学校も少人数で、教育環境としては抜群です。先生と生徒さん達のコミュニケーションが良好で、なにより皆さん講義や実習に対する反応が良いので、気持ち良く指導ができました。明後日はいよいよ林内実習ですが雪だそうです。

 

最後の収穫

 雪が降るというので、出前授業のあと「長ネギ」や「未熟トマト」を全収穫することにしました。軟白ネギは、今シーズン種から育てて、高校生達に定植してもらったものです。白い部分もそこそこに伸び、既に自家用には食べあきて、ご近所に配りまくったのですが、まだ余っていたものです。

 霜には強いそうですが、雪が積もると掘りだすのも難儀です。

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 全部で120本、素手で抜きとりますが、腰が痛くなりますよんY(>_<、)Y。土をつけたまま一度乾燥させ、紙に包んでおくと保存できるそうです。

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ひと皮剥いて、水洗いするとスパーに売っているものと引けをとりません\(^o^)/。

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未熟トマトは、麹漬けとピクルスに?・・・

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自分で撒いた種は、自分で刈り取り、自分で消費する?アセ(~_~;)。

 

 

 

パワーショベルのブレーカーで杭打ち

紅葉が始まりました。

 山の木はいつ見ても美しく、種類ごとにその姿の意味を持ちつつ、しかも森林全体に秩序を保っていることに感動します。今までは遠くから見て楽しんでいるだけでしたが、演習林ガイドのお手伝いするようになってから、がぜん樹木一つ一つに興味が涌いてきました。笹薮をかき分け、紅葉している木のそばまで行って来ました。

 黄色くなっていたのは「イタヤカエデ」、赤く見えているのは「ベニイタヤ」と「オオモミジ」でした。その他「ホウノキ」「ハリギリ」「シラカンバ」も黄色く見えています。まだあおいのは「ミズナラ」「カラマツ」「トドマツ」「ダケカンバ」などでした。植林の多い北海道ですが、この一角は、民有林としては樹種が多いように思います。

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 さらに林の奧に進むと、フッキソウ(富貴草)が実をつけていました。真珠のような透明感のある実で、食べると甘いです。調べてみると薬効成分があり、全草を乾燥させ胃薬にするとか、アルカロイド系の毒性もあるとか。半面グランドカバーとして普通に栽培されているようです。数粒食べてみましたが、私はなんともありませんでした。

 これ、草のように見えますが樹木です。

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 台風10号の時に、溝が崩れてしまいました。その後、水みちができてしまったのか、山側がどんどん崩れていくので、ヨコ爺に「土止め」をするよう勧められました。

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 先ずは、カラ松を数本伐採して、先を尖らせ杭を作ります。

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 これだけ太いと、掛け矢(木のハンマー)で打ちこむのは無理です。パワーショベルのブレーカーに、先が平らなチゼルを取り付け、打ちこんでみました。 

 私の宅地周辺は、切り土をして造成したので、地表に岩盤が露出しています。ちょっと溝を掘るにも、通常のバケットでは刃が立ちません。この場所ではブレーカーが必需品です。その後、ブレーカーで薪割りができないかと、掘削チゼルの他に、一文字チゼルを購入した時に、無加工の平チゼルが意外と安かったので(2万円)購入していたのが、やっと役に立ちました。(ブレーカーで薪割りもできなくはないですが、あまりに邪道なので止めました)

 7本の杭を打ち込んで

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 そこらにあった板を矢板替わりにしましたが、

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 板が足らなくなって、山からカラ松を伐採(間伐です)して組み込みました。f:id:solachi:20161013150758j:plain

 土に完全に埋まった木は腐りませんが、この様に半分露出している場合は、何年もつのでしょうか? そのうち、もう少し適当に崩れて草が生えてくれば、木が腐っても当初の目的は適うでしょう。

 丸一日のお仕事でしたが、木を山から運びこんだのが一番疲れた。

地域の直売所

 今年度から、複数あった地域の直売所が統合されました。地域住民が出資し、市が場所の提供や後援等を行っています。農産物の販売以外にも、地域振興策の一つとして色々な利用方法が模索されています。世話役の方々は、大変なご苦労だと思います。今シーズンも販売は明日で最終日となりました。

 来年度はプレハブ施設も設置予定です。

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 今年も最後なので、solachiも思い切って五目植えの豆を出品しました。昨日出品して、売れているのかな?と見に行ったところ・・・・

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なんとなんと、25袋出品して、残っているのが2袋だけでした。(写真トレーの黄色矢印)

ちゃっかり付けさせてもらった商品説明が効いたかも知れません。

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一番人気は、白花豆だったそうです。残っているのは金時と小豆が一袋ずつですが、不思議なことに、商品は一つになると、いつまで経っても売れないそうです。無駄になっても、数を並べることが販売のコツなのだそうです。

10月9日 更新

 最終日、売れ残りを引き取りに行くと、完売していました。ヤッターァ\(^o^)/。素直に嬉しいです。

 

雨続き

 今年は雨が多い。

「雨があがると、空気が澄み、空は高く、森の香がします。」

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 落葉きのこ(ハナイグチ)は、豊作です。幼木ばかりで無く、50年越しのカラ松林にも、群生しています。

 白いキノコ、ヌマピーさんがコメントしてくださった「ササクレヒトヨダケ」ではないでしょうか? 自信が無かったので採りませんでしたが。

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農業体験(2016その6・7)

 農業体験も雨に降られることが多く、畑仕事をなかなか体験してもらえません。

 ビニールハウス内で花豆の脱穀は単純作業ですが、みなさん意外と丁寧にやってくれるので助かります。

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 定番となった薪割は、やはり気合が入ります。「おりゃァアア・・・!」

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 小豆の刈り取りは適期を過ぎており、小雨くらいでは遅らせられません。長靴持参の学校では雨の中でも、刈り取りを決行しました。お陰様で、豆の「ニオ」は昨年よりずっとサマになりました。本当に皆様ありがとうございました。

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 皆さんが脱穀・唐箕がけしてくれた小豆で、solachi特製の「夏しるこ」を味わっていただいていると思いがけず、大きな虹がでました。f:id:solachi:20160929153508j:plain

 虹は契約の証し 

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 しばし、天からの贈りもので憩いました。

壮大な虹が、アングルに納まりきれなかったので、動画に残しましたよ。 

 

《当日、お手伝い下さった皆様へ》 ブログで写真を提供するお約束でしたが、やはりブログ上では全てマスキングすることにしました。元写真が必要でしたら、私の方から学校の許可を得て、問題がなければクラウド等で提供しますので、班長さんはご一報下さい。