樹木観察、源泉かけ流し

樹木観察

 冬は、樹木学習のレベルアップにもってこい。葉っぱがついてないので、同定するのは簡単ではありません。樹皮や冬芽、枝ぶりだけで判断しなければなりません。

 先ずは簡単なところから、二つの爪があるのはカエデ科

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 このあたりでは。オオモミジとハウチハカエデのどちらかですが、大きさ(小さい)からオオモミジと分かります。(小さいとオオモミジ、大きいとハウチハカエデ)

 

 次も、特徴のある冬芽です。大きな冬芽が左右に出て(対性といいます)、春になると羽状複葉の大きな葉っぱになります。

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 答えは、エゾニワトコです。ニワトコは接骨木とも呼ばれ、煎じて骨折の湿布薬や入浴剤に使われたそうです。名前から骨折時の副木にしたと言うのは誤りです。枝はハリーポッターの魔法の杖くらいにしかなりません。

 こちらは、よく似た樹皮を比較していますが、

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左から、ハンノキ、ヤチダモ、キハダです。中央のヤチダモは樹皮の裂け目が浅いので、大体見当がつきますが、左右のハンノキとキハダは見た目がよく似ています。キハダの樹皮はコルク状で分厚く、柔らかいので触って確認しているところです。もちろん、名前の如く樹皮を引っ剥がすと黄色いので確定できます。ハンノキは、幹を切断すると、切断面が一瞬にして橙色に変色する、面白い性質があり、私も初めて伐採した時、血が出てきたのかとびっくりした事がありました。

 最後に、枝ぶりの違いを比較する訓練です。違いが分かるでしょうか。

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 下の写真の方が、枝が細かく分枝しているかと思います。上がヤチダモ、下がハンノキです。何度もよく似た樹種を比較しながら眺めていると、段々と目が慣れてきて、1本だけ立っていても判別できるようになります。例えが悪いかも知れませんが、外国人の顔が、皆同じに見えていたのが、慣れてくると個人を識別できるのと同じですね。

層雲峡温泉

 過日、オミクロン以前、滑り込みセーフで層雲峡温泉へ行って温まってきました。

マスクしてるので、ケロミさん登場です。

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 道民割と旭川のアサッピー割で、三泊四日の温泉旅。と言いたいところですが、実は医科大学病院と眼科医院の受診込みの湯治旅でした。

 やや熱めの露天風呂は、源泉かけ流し。このご時世、オミクロン前でしたが、空いていたので、撮影できました。