ふたごのトマト

めっちゃ寒い

 とうとうボイラーのスイッチを入れてしまいました。外気温14度ですよ。今日は8月12日ですよ。真夏のはずですが?????。7月にストーブを炊いたという話は聞いたことありますが、8月ですよ8月! 気象庁の過去データを調べたら、8月の最低気温に6.5度というのがあるので、そんなに珍しくないことなのか。それで、作物が震え上がって、自己防衛で美味しくなるのか。

トマトランド

 ハウスの中は、元気いっぱい。扉を開けっ放しにしていたので、蝶や蛾が入ってきて、青虫も元気いっぱいです。殺虫剤を使いたくないので、一匹ずつ退治するしかありません。

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 私が担当したのは、「シンディースイート」という中玉トマト。20粒500円の種から育てました。発芽率は90%、18株を露地とハウスに分けて植えました。トマト好きの孫に食べさせようと思っていましたが、間に合わず帰ってしまいました。3日ほど前からやっと色づきはじめました。まだ甘くないです。

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ふたごのトマト

 赤いものから収穫していると、ふたごのトマトを見つけました。

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大発見!と思ったら、良くあることのようです。

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 こちらは、オレンジパルチェ。収穫後期ほど甘みが強くなります。

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 リコピンが豊富なアイコ

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 総じて、水のやりすぎです。ここんとこの寒さで、甘くなれぇぇぇ。

 

 

牧柵の杭打ち

 元地主さんは、ばんえいを飼っておられます。「さくら」という名の牝馬で、ちょうど私が移住した年から、毎年「こっこ」(北海道方言で子供)を産ませています。今年のこっこは、男の子で額にくっきりと星が出ています。

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 「ばんえい馬」はいわゆる道産子とは違って、ばんえい競馬で使われる、体重が800キロ以上になる大きな馬で、フランスやベルギー原産だそうです。「さくらは」もう4年のお付き合いなので、名前を呼ぶと来てくれます。

 今までは、馬小屋と150坪ほどの草地で飼われていたのですが、今年から、草地が20倍に増えます。

 昨年、法面が崩れて、修理するのに「バワーショベルのブレーカーで杭打ち」をしました。→ 

 その経験から、放牧地の周囲(500メートル)に約50本の杭を、打ち込みました。杭は、約30センチ径のカラ松で、下穴なしで約60~70センチほど打ち込みます。ブレーカーのチゼルは、杭打専用の物もあるのですが、高価です。先端が加工されていない「フラットエンドまたは平チゼル」と呼ばれるものは、通常のチゼルよりも安いのですが、垂直に打撃し続ければ、なんとか杭打ちが可能です。但し、これだけ太い木杭を深く打ち込むと、杭の上端に数センチの凹みができてしまいます。

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 杭に鹿除けの電気牧柵を張って出来上がりです。馬は通電されているのを良く知っていて、ワイヤーに接触することはありません。むしろ、私が馬を撫でようとして、ついつい痛い思いをします。

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もらってきた材料でパイプ小屋を建ててみよか(その2ー骨組み)

異径パイプを繋ぐ

 50A(直径60.5mm)の鋼管と40A(直径48.6mmの単管パイプ)を連結して骨組を作ります。単管パイプやビニールハウス用の鋼管には豊富な連結金具が揃っていて、ホームセンターや農協で入手できますが、一回り太い50Aの鋼管には、専用の金具がありません。パイプ同士の連結は、直接溶接しても点でしか接触しないので弱いです。L型アングルを介して溶接する方法もありますが、組み立てや修正が困難になります。クランプを介して組み立ておくと、分解する時もスパナ1本で済みます。

 そこで、前作の単管パイプガレージで余っていた「垂木止クランプ」を利用することにしました。

 50Aの鋼管に単管用のクランプを溶接すれば、太さの異なる鋼管と単管を自在に組み合わせることが出来ます。垂木止クランプはアタッチメントがL型なので、ノリ代を多く取ることが出来ます。

クランプの溶接

 パイプと座金の間に矢印のような隙間ができた場合

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 適当な金属で埋めます(この場合は番線の切れ端)

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 先ず、針金を溶接して

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 座金を溶接します。クランプ本体に溶接しないようにすれば、クルクル回る自在金具にもなるので、色々な組み立てが可能となります。

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 今回、50Aの柱が10本、入り口をダブル梁、筋交い用2ヶ所の合計14ヶ所溶接しました。その割に溶接は上手くなりませんY(>_<、)Y。

 いざ組み立て

 骨組の準備ができたところで、柱を立てます。穴はバックホーで掘るので、大きめの穴が、数かきで掘れます。問題は柱の中心位置と垂直レベルです。最近は「レーザー墨出し器」を使うようになったのですが、測量がいくら正確であっても、施工技術がついていきません。重い基礎付きパイプを数ミリ単位で固定するのは至難の業です。3本の短い杭は水平方向を決めるため(実際は4本)、垂直レベルはレーザーで監視します。底に砂利を引くのは、微調整を容易にするためです。

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 それでも何とか、10本の柱を定位置に立てました。基礎の付いていない6本のパイプには、基礎ブロックをコンクリートを煉って立てます。

 写真では1枚ですが、測量して、穴を掘って、コンクリート煉って、3日ほどかかりましたが。 その夜、雨が降って、朝には柱が傾いていましたY(>_<、)Y。

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上の写真、右側の右から左側にかけて、水糸が張ってあるの分る? これ、屋根勾配になります。

 単管パイプの梁を取り付けます。この作業が一番楽しいですね。スパナ一本で作業が進むし、形が見えてきます。

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 そうそう、柱にペンキを塗ってくれたのは、ケロミさんです。女性はペンキの厚塗りが上手ですね。

 次回は、屋根貼り

 

 

もらってきた材料でパイプ小屋を建てるぞ(その1)

 富良野周辺の過疎はまだまだ留まっていないようです。2年前に空き家の調査に参加させていただいた時も、我が地域だけで廃屋を含めて100軒近くありました。「北の国から」の五郎さんなら「拾ってきた家」が何軒も建てられるのですが、むやみに拾ってくると、窃盗罪になりかねません。

 今回は、ちゃんとお許しを得て、もらってきた材料で小屋を建てることにしました。前回は、新品の単管パイプと我家の建築時に出た残材でガレージを作りましたが、今回は、少し小ぶりで農機具とスノーモービルを収納するためです。

 もらってきた材料

1.束石付きパイプ

 テニスコートの壁網に使われていた基礎の束石付パイプです。太さは60.5ミリでネットで調べるとJIS規格50Aと呼ばれる鉄管のようです。5本もらってきました。

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2.束石から切離されたパイプと単管パイプ

 基礎がない上記パイプ10本程度と、単管パイプ(直径48.6センチJIS規格40A)2メート~5メート数本づつ。

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3.角型ガルバニウム鋼鈑

 積雪で崩壊したD倉庫の解体現場からもらってきた、妻壁(つまかべ)に使われていたガルバニウム塗装鋼鈑。3~6メートル、30枚程度。

 なんと、妻壁だけに、危険な解体現場に貰いに行ったのはケロミじゃありませんか。夫の道楽のためにここまでするとは、よっぽど・・・・・・・な妻だな。へへ(≧∇≦)/

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さてさて、これだけの材料で、どんな小屋ができるやら、北海道はやっとカラッとした好天に恵まれ、湿度の低い爽やかな気候になっています。緑が濃くなり、麦も借り入れシーズンに入りました。

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畑の様子 2017/7月

緑肥

 NPOから開放された南の畑、今年は緑肥を播いて休ませます。と言うか、来年もここは広すぎて、作付けする予定がありません。しばらくは木が生えてこないように、緑肥か景観用植物でも種を播く予定です。

 緑肥用の「黃カラシナ」(2kgの種)が満開になっています。

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 既に花の下には鞘も付けていますが、このまま熟させてから、ロータリーですき込めば、来年は種を播く手間が省けるのかな? それとも種を取って粒マスタードでも作るかな? よく分りません。

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 すく隣の場所に、燕麦も播いています。既に穂が出てきましたが。背丈が低いです。うまく生育してくれれば、これから麦藁を穫ることが出来ます。

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 景観用植物としてヘアリーベッチも播きました。種メーカーの謳い文句ではアレロパシー効果で雑草を抑えるとありますが、今のところ雑草に負けているようです。

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農業体験で生徒さんたちが植えてくれたもの

 カボチャ」 まだ小さいですが、順調に生育しています。

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 「ホワイトショコラ」(スイートコーン)150センチ程度に伸びて、雄花、雌花ともに出揃っています。タワラ(実の部分)も少しづつ大きくなっているので、台風にでも倒されない限り、収穫できそうです。夫婦二人では食べきれないので、皆さん是非食べに来て下さい(8月10日頃が食べ頃かな)。

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「軟白長ネギ」 皆さんが、壁に寝かせて植え付けたネギですが、どうですか、ちゃんと垂直に伸びてきていますね。今は、ここに藁を敷き詰めて、軽く土を被せています。

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「花豆」赤花豆。白花豆とも欠株が出たので、後から苗を育てて補充しました。ところが、豆には色が着いていますが、苗にすると赤か白か分からなくなりました。なんて頓馬なんでしょう。赤白混じってしまいました。

白花豆の花

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赤花豆の花

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金時豆の花

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奥から、「花豆軍団」「馬鈴薯軍団」「雑草軍団」「人参軍団」です

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