雪虫の頃は

初冠雪

 10月1日、富良野岳に初冠雪がありました。昨年より6日早く、一昨年より1日遅いです。昼過ぎには消えていました。

f:id:solachi:20171001095056j:plain

2017年10月1日 富良野

雪虫

 数日前、家の前で雪虫が飛んでいるのを見ました。と言っても雪虫を見るのは初めてなので、その時は「推定雪虫」でした。まさに粉雪が舞うようにフワフワ飛んでいて、簡単に手で捕らえることもできました。部屋に持ち帰って撮影し、ネットで調べると、まさに雪虫でした。はたして、数日後、初冠雪を見たわけです。いよいよ雪の季節の到来です。

 雪虫は「トドノネオオワタムシ」というアブラムシの一種で、かなり複雑な生態系をもって暮らしているそうです。アブラムシと言っても、ゴキブリでもなければ農作物を荒らすアブラムシでもないようです。「ヤチダモ」と「トドマツ」を住まいとし、その間を行き来する時に、翅が生えて飛ぶのだそうです。その時、「蝋状の線維」を分泌し白い毛が生えたようになるので「雪虫」と呼ばれるそうです。

f:id:solachi:20170925160307j:plain

雪虫

ジャンボシイタケ

 2年前に、シイタケの種菌を「ミズナラ」の榾木に打ち込んで、養生していましたが、なかなかキノコが出てきません。今年もダメかなと思っていました。

f:id:solachi:20170929140025j:plain

 近づいて見ると、なにやら生えている。

f:id:solachi:20170929140149j:plain

 ジャンボシイタケが一つだけ! シコシコ柔らかくてメチャ美味!でした。

f:id:solachi:20170929140515j:plain

 ヒラタケの赤ちゃんもチラホラ出ていました。

f:id:solachi:20170929140221j:plain

オニグルミ

 これなんだか分りますか? 敷地の外れに、大きなオニグルミの木があります。うちの住人「エゾリス」を餌付けしようと拾ってきました。

f:id:solachi:20170928120902j:plain

 一部は、非常食用に、「靴の泥落とし」で洗ってみました。乾燥させると何年も保存できるそうです。ミサイルが飛び交う昨今、非常食として大量に備蓄しておこうかな。

f:id:solachi:20170929135211j:plain

 

ラクヨウキノコ2017

 台風18号以来、雨が多いです。

今年は、雷嫌いのポロン君にも容赦なく落雷が続いていました。

f:id:solachi:20170928210723g:plain

 雨が多いと、秋の恵み「キノコ」もたくさん出てきます。雨上がりの朝、キノコ採りに出かけます。出かけると行っても、家の前の林をちょこっと覗くと、毎日のみそ汁分くらいは見つけることができます。

 ただ、同じ場所ばかりで採るのもいけないと思い、他の場所も探してみることにしました。敷地内を散策していると、今まで足を踏み入れた事がない小さな林があるのに気づきました。カラ松と白樺の幼木が茂っていて、作道の脇にあまり利用価値のない一角がありました。もしかしたらと探してみたところ。f:id:solachi:20170927111427j:plain

 案の定、群生を発見しました。これだけ有るところを見ると、今までキノコ採り(無断侵入者)にも荒らされていない場所のようです。

f:id:solachi:20170927110634j:plain

 さらに、カラ松の植林内にも、チラホラ見つけることが出来ました。ラクヨウキノコはカラ松の林内に発生しますが、成熟した林内より幼木に多く発生すると聞いていましたが、60年生の成熟したケロミ林にも発生するのですね。幼木林に出ているものより、色が濃いように思います。そう言えば、昨年までは毎年のようにカラ松の「カラマツハラアカハバチ」の食害があって、松の葉が半分枯れていたのですが、今年は全く観察されませんでした。カラマツ林が元気だったのです。それでラクヨウキノコも沢山出てきたのでしょうか。

f:id:solachi:20170928114740j:plain

ササが侵入している場所にも、よく探してみると、ササの影に隠れています。

f:id:solachi:20170928115439j:plain

中に、茎の太いものもありましたが、毒キノコかも知れないと思い採るのを止めました。

f:id:solachi:20170928114946j:plain f:id:solachi:20170928114956j:plain

傘の大きなキノコも、良く見かけますが、食べられないそうです。

f:id:solachi:20170927113028j:plain



原始ヶ原

9月16日 原始ヶ原の自然保護活動に参加してきました。

 原始ヶ原は富良野岳の麓、「大雪山国立公園」の特別保護地区内にあります。登山口(ニングルの森)から原始ヶ原までの約1時間30分の登は、畑仕事しかしていなかった私にはかなりきつかったです。

 目的地の原始ヶ原は、緩やかな傾斜の湿原で、木道がなく自由に歩けます。

f:id:solachi:20170916093549j:plain

原始ヶ原湿原 前方の林をぬけると、さらに同じような湿原が現れる

 木道がない湿原は、珍しいのではないでしょうか。訪れる人が少なく、自然がたっぷり残っているのです。ここでは、前の人が歩いた後ではなく、できるだけバラバラに歩いてくださいとのことです。なぜなら、皆が同じところを歩くと、地面が踏圧され固くなり、植物が傷められ、その箇所が水道となり地表が削られ低くなり、そこに周囲の水が流れ込むことによって、湿原全体の乾燥が始まり、植生が大きく変わってしまうからだそうです。

 皆が同じところを歩くと、こんな水道が出来てしまいます。麻布を敷いたり、丸めて土砂溜まりを作ることによって、萌芽を促します。皆さん元気で作業されておられましたが、私は登ってくるだけでスタミナ切れで、「すみません作業はパスさせて」いただきました。 

f:id:solachi:20170916120450j:plain

植生の復元作業

帰りも、ケロミの後をついて行くだけで、せいっぱいのトホホ登山でした。

f:id:solachi:20170916124405j:plain

来年は、スリリングな滝巡りコースをマイペースで登ってみたいと思います。

f:id:solachi:20170916075741j:plain

長靴の修理

 移住してから、ほとんど毎日履いているのが長靴です。畑仕事に土木工事、さらに過酷なのが樹木の伐採と薪づくりで、長靴の消耗が半端じゃないです。新品がひと夏もちません。1年で2~3足ダメにしています。学生時代のズック靴なみですね。

 ホームセンターで売っている長靴はピンからキリまで、色々試してみましたが、高価だからと言って長持ちする訳ではありませんでした。勿論、登山靴が一番丈夫で安全ですが、靴紐の締め外しが面倒で、よっぽどの重作業でない限り、履きません。

 今回も、春に新調した長靴が、冬を待たずに補強部分の境目で割れてしまいました。これで、湿原なんか行ったら、足がふやけてしまいます。

 で、タイヤチューブの修理パッチを張ってみました。少しは寿命を伸ばせるかも。「ゴムのり」や「パッチ」は百均で入手できます(写真のパッチは、タイヤマンの兄ちゃんから貰った物)。

f:id:solachi:20170913214434j:plain

 ところで、ここんとこ、NHKの番組で「靴磨き」の話題が何度か取り上げられていましたね。10万円以上の革靴を、さらに達人がピッカピカに磨き上げる事に、何某かの意義を見出しておられるとのこと。物を大切にするということでは、同じなのでしょうが、正直、私、同じ足元を見られるのなら、百均で修理した靴に気づいてくれた方がうれしいかも。

秋もいそがし

夜が明けるのも遅くなり、朝寝坊の私でも日の出を見る事が多くなりました。

f:id:solachi:20170906044632j:plain

東の空ですよ


カボチャの売れ行きもまずまず、ちっちゃなカボチャはポロンにあげましたが・・・

f:id:solachi:20170909160248j:plain

polonのおもちゃカボチャ

初めて作ったメロン1っこ。味はプロの農家さんには勝てませんでした。

f:id:solachi:20170904113828j:plain

初めて育ったメロン

秋空のRC飛行機、相変わらず飛んでいます。

f:id:solachi:20170909161816j:plain

フラッシュRS ポロン号

 

かぼちゃランド

フレベツのカフェ

 布礼別(フレベツ)は富良野市の郊外です。ポロン事件の時、麓郷まで探しに行って、「Bears Kitchen」という見慣れない看板が目につき、気になっていました。ちょうど、麓郷小学校で仕事があり、お腹が空いたので、行ってみることにしました。

 案内看の矢印をたよりに、あっちを曲がり、こっちを曲がり、どこまで行くのか?、かなり遠くまで誘導されました。もうこれ以上先には家も道もない。それぞれの看板には大きな熊の絵が書かれています。ベアーズキッチン? 訳すと熊の台所? まさか、注文の多い料理店じゃないだろうなと、不安になってきました。f:id:solachi:20170824130646j:plain

 手作り感満点の家屋ですね。お客さんの車が一台も止まっていない。帰ろうかな、どうしょうかな、まさか熊に喰われることはないだろうな。なんて考えませんでしたよ(^O^)。中に入ったら、とても雰囲気の良いカントリー風レストランでした。メニューも豊富で、キッシュとラム肉パイを注文しました。オーストラリア人のご夫婦がこの春から開店されたそうです。家屋は、私の住んでいる地域の古民家を解体して、元大工の旦那さんと奥さん2人で移築したんだそうです。天井に畳を貼り付けて断熱材にしていました。Solachi夫婦には、ここまでのDIYはできそうにありません。そう言えば、2年ほど前に解体現場を通りかかったことを思い出して、話がはずみました。

かぼちゃランド

 今年は、天候に恵まれ豊作になりそうです。高校生達が植えてくれたカボチャが収穫時期を迎えています。耕作担当はケロミ。

f:id:solachi:20170821140457j:plain

中でも「雪化粧」は一玉3.5Kgの特大サイズになりました。

f:id:solachi:20170821140808j:plain

こちらは「甘龍」? ツチノコカボチャ? 美味しいのかな?

f:id:solachi:20170821141019j:plain

これは? スターウオーズの悪役ダース・モール似のカボチャ。実は「ロロン」と「赤皮」の交雑種。「ロロン」はマロンのような味わいなのでロロンと名付けられました。「赤皮(あかがわ)」は金沢の伝統野菜で、中身も赤く、甘みが強いカボチャです。「ダース・モール」はどんな味になるのかな。

f:id:solachi:20170828002315j:plain

私は、小さい頃からカボチャが苦手なので、どんな味にせよ、ほとんど直売所行きになりました。

f:id:solachi:20170828004021j:plain

f:id:solachi:20170828004028j:plain

枝付きトマト

 私が担当した中玉トマト「シンディースイート」も一斉に熟し始めました。とうとう、夫婦2人では食べ切れず、トマトちゃん達も、直売所行きとなりました。ただ、出品にケロミがひと工夫。「枝付きのまま出したらどうかしら、試食品も添えて」

f:id:solachi:20170828003922j:plain

 味には自信があったし、農薬も一切使っていないので、「4年間農薬使用していません」のキャプションを付けたところ、これがヒット、2日でほぼ完売。