日が短くなると、朝寝坊にもこの一瞬が。
新しい一日を与えられた、感謝の一時です。
とうとう、「母の記念碑」までDIYしてしまいました。お墓っぽいですが、「信仰告白」の記念碑です。
隣りにあるのは、正真正銘のお墓、愛犬「クッキー」と「ロビン」のです。ポロンちゃんも、既に墓石だけは用意してあります(丸こいやつ)。子供たちが送ってくれた薔薇が、雪にも負けず元気に育っています。母の記念碑の周りも、すぐに緑で覆われるでしょう。
それでは、DIYの手順です。というか、最初から自分でできるとは思っていなかったです。先ずはネットで、「ペットのお墓」で検索すると、たくさん出てきます。正直いって、思ったより安い!です。御影石2,000円からあります。昨今、お墓が無くて不安な方が多いとか、一度ペットのお墓で検討されてはどうでしょうか。普通、そこには「ポチ」とか「タマ」と彫るのですが、「太郎」とか「花子」も有ですよね。そこに字名(名字)をつければ、どうなんでしょうか。文字数は極端に多くなければ無料のようです。ペットの名前は、人間より字数は多いですからね。それで。ほぼ外注しようと思っていました。
そこで、たまたま元石材屋さんの薪友達に、一応聞いてみました。「ペットの墓石に人間の名前を彫ってもらえるのですかね」と。そうしたら、問題ないですねとのことでした。人間の名前か、ペットの名前か区別できないですもんね。その上、「なんなら、石板余ってるから使いますか」と、願ってもないお誘いを頂きました。私が、DIY好きなのを知っておられて、「自分でやってみたら」とこれまた嬉しいことを。さっそく、お願いすることにしました。
サンドブラスター
彫刻の方法は、サンドブラスターです。金属粉を圧縮空気で母材にぶつけて、削ります。文字の場合、専用のゴムシートに文字を切り抜いて、石板に貼り付けて金属粉を当てると見事に削れます。噴射の時間を加減すると、深くも浅くも彫刻することができます。
これは、練習のために彫った、石板です。パソコンで文字やイラストをプリントアウトした薄紙を、ゴムシートに貼り付けてデザインカッターナイフで切り抜きます。かなり細い線まで再現できています。
サンドブラスターの機器は、5~8KgのLPガスボンベ程度の大きさで、鉄粉を詰めます。普通の空気コンプレッサーを噴射ノズルに繋いだ、簡単な構造です。写真撮るの忘れました、ゴメンなさい。
台座
台座の石です。こちらの方が、重労働でした。石板を地べたに置いてもいいのですが、やはり、石板を立てたいですね。そこで、適当な石をニ~三個拾ってきました。ケロミと一日がかりで運びました。ん~っと100Kg以上ありましたね。その石に、石板を立てる溝を彫ります。深くなくていいです、3~4センチですね。
さすがに、これは初めての者には無理でした。とんと要領が分かりません。まさか、彫刻刀やノミでここまで奇麗には彫れませんよ。溝掘りは、薪友達のプロの技にお願いしました。
先ず、ダイヤモンドカッターで、溝の両側と真ん中に3本の切れ目を入れます。
真ん中の溝に、タガネを当てると、簡単に石が割れて、奇麗な溝が彫れます。
ダイヤモンドカッターを着けたグラインダーで、溝を彫る様子です。
石板を立てて、出来上がり
丘の上に佇む記念碑
後ろにササ藪が迫っていたので、5メートルほどユンボで剥ぎ取りました。ちょうどクルミの幼木があったので残しました。ここは、日当たりが良いので2年も経てば、緑の花園になると思います。
自分の記念碑も、作っておこうかなぁ。もちろん、飛行機のイラスト入かな。