作業小屋(その9-FIX大窓・開閉小窓)

FIXの大窓を空けました

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 これまた貰ってきたガラス窓ですが、玄関の欄間に使っていたそうです。これを取り付けたのが、上の写真です。

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下のこの壁面に取り付けようと春から思案していました。

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 実は、窓の額縁も貰っていたのですが、幅が太すぎて単管パイプの柱と壁の間に収まらないのです。思案の結果、付属の額縁をあきらめて、胴縁材と同じ角材で額縁を自作することにしました。

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 前回、扉の作成で溝掘りの技術をマスターしたので、難なく額縁を制作することができました。活躍したのがこのトリマーという電動工具です。高価な物ではないですが、一つ上の工作が可能になります。

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 内側の壁面で、窓の位置を決め、窓開孔部の四隅にドリルで穴を開けます。

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 開けられた穴をガイドに、外側から電動丸ノコで壁面を切断します。

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 丸ノコですから、四隅は、手引きノコで切り落とします。

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 ぽっかり、外壁に穴が空きます。

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 内側から、窓と額縁を収めますが、壁材を固定している胴縁を一旦外すなど、工夫が必要ですが、なんとか取り付けます。実は、柱と胴縁が邪魔していたので、この手順を思案するのに半年かかったのです。

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 窓を取り付けたら、外側からコーキング材で雨水対策をしておきます。通常の家屋なら、「板金水切り材」をあてがうのですが、誰も来ない迎賓館なのでコーキングだけで十分です。

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 ついでに、開閉式の小窓も空けて、換気もできるようにしました。開閉窓は溝を掘る必要が無く、蝶番で取り付けるだけです。但し、ロック機構が必要です。

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 ロック機構といっても、自転車のゴムバンドで止めるだけです。雨風対策は、先に窓の周囲にサランラップを貼り付け、次に窓の木枠の方にコーキング材をべっとり塗り着けてから窓を閉めます。一昼夜経ってから、窓を開くと隙間なくコーキン剤が充填され、窓の開閉と雨水対策が可能です。これ、ラジコン飛行機の制作技術の一つです、はい。

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 窓の下には、毎日のようにキツネ君が現場監督に来ていました。イヤ、昼寝に来ていました。

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 声をかけると。めんどくさそうに背伸びをして、まるで犬のような仕草ですね。

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内壁材は来年のお仕事になりそうです。

 

 

作業小屋(その8-自作扉)

 ツキイチの更新が常になってしまったかな

十勝岳ヌッカクシ火口、トレッキング

 久しぶりに早起きして、今日は「ふらのチャリティーウォーク」に参加してきました。行き先は十勝岳ヌッカクシ火口です。

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 紅葉は既にピークを過ぎていて残念

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 ここにも足洗池が? いえいえ、ここは「馬足洗いの三段沼」です。ナナカマドの実が赤く染まっていました。ここは、硫黄の産地で、馬の足に付着した硫黄を、この沼で洗ったそうです。

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 河原に降りて、富良野岳分岐部へ

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 ヌッカクシ火口はすぐそこですが、今日はここまで

帰りは、お決まりの吹上温泉へ。上段の湯船は超高温! オイラは高温専門です。暑い温泉に浸かると、その日は爆睡できるものですから。

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迎賓館こと作業小屋に扉をつけました

 やっと、迎賓館に扉を自作しました。構想を練って始めるまでがなかなかでした。残材だけで、如何に扉を作るか? 引き戸か開き戸か? どちらにしても、作業を始めなきゃ始まらない。

 先ずは片方の扉の骨組です。ホゾとホゾ穴を開けますが、片方ずつ作るのが味噌です。道具は、手引きノコとトリマーという、今まで使ったこともない電動工具です。トリマーは、亡くなった叔父の形見です。

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 中板は、全てはめ込み式です。板の端を細くしたり溝を掘ったりは、トリマーで加工できます。今回、トリマーが大活躍です。

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 木工ボンドをつけて、組み立てると、荷造り用のラチェットベルトで締め上げます。上部の窓には、最後にガラスをはめ込みます。上下の出っ張りは、補強用の木ネジを捻じ込んでから切り落とします。作業中に割れる事があるので、角材の端は長めにしておくのです。

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 ボンドが乾かないうちに、柱と鴨居の間に無理やり押し込みます。なぜなら、柱と鴨居が直角じゃないからです。なにせ掘っ建て小屋ですから!こうして一晩、ボンドの乾くのを待ちます。

 当然扉の角の直角は失われます。この形で改めて空いている方の寸法を測って、もう片方の扉の材料を切り出します。きっとこんな方法、大工さんはしないでしょうね。でも、オイラは柱が垂直であろうがなかろうが、鴨居が傾いておろうが、へっちゃらダス。

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 それで、両方の歪な寸法の扉を無理やり叩き込みます。ぎっちぎっちですが、なんとか納まりました。この後は、丸のこで5mm~10mmほど四隅を切り落せば、ばっちり、歪んだ柱と鴨居の間に、歪んだ扉が納まり、スムーズに開け閉めできるという訳です。

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 寸法の微調整ができたら、塗装です。

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 蝶番で扉を取り付けて、三角バネとフランス落としを取り付けます。

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 最後にガラスをはめ込みます。窓のスペースも歪んしまったので、ガラスも歪んで切り出します。廃屋から貰ってきたガラスを切ります。これぞ究極の現物合わせ!。ガラスを切るのも初めてでしたが、ガラス屋さんに切ってもらっていては、こんな事はできませんね。ガラスカッターは通販で600~1300円くらいです。灯油をカッター内に入れて切るのですね、最初は上手くできませんでしたが、何度が練習すると、上手く切れるようになりました。要領はペンを持つ角度と強さ、必ず一発で線を引くことでした。

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 取っ手にイワガラミの蔓を取り付けて、出来上がりダス。

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 この子キツネは、夏頃から兄弟で遊びに来るようになりました。一時間近くもオイラの作業を見学している事があります。ポロンでも、そんなに居てくれなかったのになぁ。

 

 

 

ホースクランプ自作

 気がつけば、更新が月イチになっとります。ネタは沢山ありますが、最近お勉強を始めまして、なかなか時間が取れません。そんでも頑張ってアップしますヨ!

水道のホースを止める金具、「ホース止め」とか「ホースバンド」とか呼ばれる。

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 普通は、こんな物で十分です。金属バンドや針金でできています。針金状の物が一番締まるし、安いです。

 でも、水圧が高かったり、ホースが引っ張られると水漏れするのですよね。一時使用なら、少々の水漏れも我慢できますが、繋ぎっ放し、蛇口開けっ放しだと気になります。

 そこで、ホースを強力に締め付ける道具があります。「ホースクランプ」という物です。これ1万円以上もするので、びっくりです。

 そこで、動画を参考に、さっそく自作じゃ。なんでも拾ってきて、作るDIYer solachi様なのです。拾ってきたのは「穴の空いた鉄板」です。

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 これを、こんな風にグラインダーで無理やり切断しまして。

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ボルトに横穴をあけるだけ。3つ空いてますが2つでok、角度がずれたのでやり直しただけです。

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 鉄板の先端は、三角ヤスリで適当に凹ませます。ボルトは8mmから12mmまで、どんな太さでもOKですが、横穴を開けるには太いほうが加工しやすい。鉄板の穴はボルト径より少し大きめ、穴の位置も適当でいいです。

 それと、ホースを締め付ける針金。太さは1.2mm程度のステンレス線か番線(鉄なまし線)です。ピアノ線でも可能ですが、硬すぎて作業効率が悪くなります。

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 先に、出来上がりの状態を示します。草刈機で穴が空いたホースをジョイントでつなぎ合わせて修理しました。針金だけで、強力に締め付けることができます。我ながらカッチョ良く仕上がりました。

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 では、作業手順です。道具は手作り鉄板プレートとボルト、針金、ラチェットレンチ、ラジオペンチ、ワイヤーカッターです。

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 U字に曲げた針金をホースにセットして、U字部分をくぐらせ、二回巻きつけます。

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 プレートとボルトをセットします。

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 ボルトに開けた穴に針金を通して、プレート先端の凹みを針金U字に当ててから

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 レンチでボルトを回します。回す方向はどちらでも回せば、どんどん針金がホースに食い込んでいきます。

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締めすぎないうちに、ベンチで針金を整えます。

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 最後に、プレートをテコにして反対側にグニッと、針金を曲げて、適当な長さで切断すれば出来上がりです。以上の手順は1万円の市販品の動画が参考になります。

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 屋外、手作り流しのホースもポトポト漏れていたので、こちらも修理できました。

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 締め付けは、極めて強力で、降圧洗浄器にも使えそうです。

今年も豊作

 今年は、日照りが続いて農家さんは、不作だったそうですが、Solachi Family Gardenは例年並みでした。

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 秋撒き小麦(きたほなみ)が収穫できました

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 3条、30mほどで、軽トラ1杯ほど、手で脱穀したら、23キロほどでした。ケロミちゃんが手伝ってくれましたよ。

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 23キロといえば、旧約聖書で1エパほどです。1エパといえば、ミレーの「落ち穂拾い」の主人公、未亡人のルツさんが、農園の主人ボアズさんからプレゼントされた量ではありませんか。オイラが1年がかりで収穫した量を、気前よく分け与えるなんて、ボアズさんは、よっぼど憐れみ深いお方か? 一目惚れしたのか?のどちらかですね。そう言えば、オイラの畑にも落ち穂がいっぱいありました。美人が拾いに来ることはないけど、キツネ君かタヌキさんが来てくれるかなぁ。

増殖が止まらない

 あらら、もう1月以上更新していませんでした。雨も一月以上降っていません、お陰で畑の作物は大豊作の様相です。野良仕事が忙しくて‥‥というか、楽しくて毎日、日が暮れるまで野良仕事、夕飯、風呂の後はバタンキューでPCに向かう余裕がありませんでした。そんな訳で、ブログのお仲間訪問も失礼ぎみです。

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 今年は本当に梅雨がありませんでした。北海道に来てこんなに雨が少なかったのは初めてかな。暑さも一番ですが、既に涼しくなってきてると思います。旭川猛暑日が観測史上最多だそうですが、富良野はそれほどでもありません。日中は36度ほどになりますが、乾燥しているので日蔭は過ごしやすいです。夜間は20度以下に下がる日もあり、やっばりエアコンを購入する気にはならないです。

 大豆の花です。とっても小さく3mmくらいでしょうか。植えるのが遅かったので、収穫できるかどうか分かりません。このまま天候が良ければ、たぶん大丈夫。

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 コロナの増殖が止まらないようですが、こちらはゴーヤの増殖が止まりません。以前は露地植えで失敗しましたが、今年はハウス内に一株だけ植えてみました。当初の生育はいまいちでしたが、日中の気温が25度を超えるあたりから、急速に蔓が伸びはじめました。

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 先日から、収穫できるようになり、数日に1本から始まって、3日に1本、毎日1本、今では毎日3~5本ずつ収穫しないと、黄色く熟してくる勢いです。

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 胃酸過多のオイラには食べ過ぎに気をつけないといけません。ご近所に配っても余ってしいます。キュウリやズッキーニ並みの効率の良さですが、価格は割と良いようなので、直売所に出品することにしました。

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 高校生たちが植えてくれたニンニクも順調に育ち、今年も販売できました。

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 馬鈴薯の花

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 畑仕事の合間には、川釣りへ。今年は熊の事故が多いので、常に背後を気にしながらの釣行です。車で10分ほどの川ですが、油断はできません。家の側にも出没しているので、一人っきりは気味が悪いです。

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 アメマス数匹、ニジマス2匹ゲットしたところで、早々に帰宅。夕飯は、おゃっ! ついに100%自給自足の食卓となりました。

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ワラビ見つけた

 夏至の朝は明るく窓の外は晴天でした。

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 今年もイチゴが色づき始めました。2013年に植えた2株のイチゴが、ずーっと増え続けて野良イチゴになっています。ロータリーで潰してもしぶとく生えてくる「ど根性イチゴ」です。
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 しばらくは毎食後、イチゴ丼にありつけます。

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ワラビの群生

 過日、まだまだ下草が短い頃、南の畑を横切ってハイジが出てきそうな丘を散策していました。

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 丘を登りきると、広い原野が現れその隅に枯れ草の一画を発見、まるで除草剤を撒いたかのように見えます。

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 ここは、熊と鹿しか歩かない所ですから、除草剤など誰も撒くはずがありません。毎年、ご近所さんの畑でワラビを採らせい頂いていますが、枯れた笹原に繁殖すると聞いていました。もしやと思い、行ってみたら案の定枯れ草の正体はワラビでした。

 「あっ、そうそう」先日ケロミがキッチンの窓から熊が歩いているのを目撃!どんどん野生の色合いが濃くなっている我が家です。

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 ワラビは他の山菜に比べて、長期間採取できます。初物を味わったあと、もう一度行ってみましたが、葉が開いていたものの、まだまだ沢山収穫できました。

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 ワラビは灰汁が強く、毒性と発癌性があるのでしっかり灰汁抜きする必要があります。その日に食べるのは重層で茹でてポン酢で食します。余ったものは、塩漬けすると灰汁が抜け、常温で1年近く保存できます。

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イチゴもワラビも食べ過ぎに気をつけたいものですが・・・どちらも超美味しい!